ソニーは1月21日、オーバーヘッドタイプの密閉型ヘッドホン「MDR-ZX110」「MDR-ZX310」「MDR-ZX750」「MDR-ZX750BN」を発表した。発売は2月14日。希望小売価格は、MDR-ZX110が2,468円、MDR-ZX310が3,675円、MDR-ZX750が10,500円。MDR-ZX750BNはオープン価格で、推定市場価格は15,800円前後。

クイック折りたたみ機構を採用するポータブルモデル

「MDR-ZX310」

「MDR-ZX110」と「MDR-ZX310」は、それぞれ「MDR-ZX100」「MDR-ZX300」の後継モデル。従来機種ではハウジング部分が回転する「スイーベル折りたたみ機構」が採用されていたが、同機構では大きさ自体はあまり変わらなかった。新モデルが採用する「クイック折りたたみ機能」は、スイーベルにハウジングの折りたたみを加えたもので、下の写真のようにコンパクトになり、かばんの中などに収納しやすくなった。

「クイック折りたたみ機能」

MDR-ZX310では、MDR-ZX110に比べてイヤーパッドの密閉性が高められており、遮音性と低域の量感がアップしている。使用しているドライバーはいずれもφ30mmだ。

「MDDR-ZX110」

カラーバリエーションは、MDR-ZX110がブラック、ホワイト、ピンクの3色、MDR-ZX310がブラック、ブルー、ホワイト、レッド、グレーの5色となっている。

ケーブルは両出しタイプで、長さは1.2m。絡みにくいセレーションコードが採用されており、いずれも本体と同じカラーとなっている。ケーブルを除いた質量は、MDR-ZX110が約120gで、MDR-ZX310が約125g。

ビートレスポンスコントロールを採用するオーバルイヤーモデル

「MDR-ZX750」

MDR-ZX750はオーバル(耳覆い型)イヤーパッドを採用するモデル。特徴は、「MDR-1」シリーズなどに採用されている「ビートレスポンスコントロール」を搭載している点。ビートレスポンスコントロールは、ハウジングに開けられたポートで低域の通気抵抗をコントロールする機構だ。ハウジングの軸を内側に向け装着安定性を高める「インワードアクシスストラクチャー」構造も採用されている。使用しているドライバーはφ40mmで、マグネットはネオジウム。

ケーブルは片出しタイプで、長さは1.2m。素材には、絡みにくいセレーションコードが使用されている。ケーブルを除いた質量は約205g。

「MDR-ZX750BN」

MDR-ZX750BNは、MDR-ZX750をベースにBluetooth対応とし、ノイズキャンセリング機構を搭載したモデルだ。NFC(近距離無線通信)に対応しており、スマートフォンなどとワンタッチで接続可能。ハンズフリー通話にも対応している。SBCのほかに、高音質コーデックのaptXも利用できる。

ノイズキャンセル機構はデジタル方式で、外来ノイズを約98%カットでき、最適なノイズキャンセルモードを自動選択する「AIノイズキャンセル機能」も採用されている。

NDR-ZX750BNには着脱式のケーブル(1.5m)が付属しており、ワイヤード(有線)のヘッドホンとしても利用できる。電源はリチウムイオン充電池で、Bluetooth接続でノイズキャンセルをオンにした場合は約13時間、ワイヤード接続でノイズキャンセルをオンにした場合は約24時間の連続使用が可能だ。ケーブルを除いた質量は約230g。

MDR-ZX750、MDR-ZX750BNともに、はブラックとホワイトの2色のカラーバリエーションを展開する。