漫画「ブラックジャックによろしく」や「海猿」で知られる漫画家 佐藤秀峰が、映画『エンダーのゲーム』にインスパイアを受け、同作の漫画を制作。このたび、その一コマで、"戦いたくない無い系主人公"少年戦士エンダーが「ボクはやりたくてやったんじゃない!!」というシーンのネームが公開された。

漫画『エンダーのゲーム』一コマ(ラフ)

漫画家の佐藤秀峰

同作は、アニメ大国日本の多くのクリエイターや声優などに影響を与え、その深淵な世界観やスケールの大きさから、長年にわたり映像化不可能と言われてきた作品。宇宙戦争を"終わらせる使命"を背負って生まれた少年戦士エンダーの挫折と成長を描いたヒューマン・ドラマだ。

佐藤は、同作について「映画『エンダーのゲーム』は映像も音も迫力があって面白いのはもちろんですが、僕はストーリーも魅力的でした。主人公の成長物語で手抜き無く描かれてます。僕は普通の人が努力して立派になるのが好きなので、エンダーには「凄いんだから悩まずに頑張りなさいよ!」とも思っちゃいますが(笑)」とコメント。また、"映画を漫画化する"というオファーを受けたことについては「やったことのない面白い取り組みだし、意味があることだなぁと思いました」とその時に心境について話す。さらに自身が執筆する漫画でSF作品は初めてのチャレンジとなるが「避けてた訳じゃないんですが、今まで依頼が無かったので(笑)。「SF描けないんだね」って言われるのは嫌なので頑張ります!(笑)」とその意気込みを語っている。

なお、今回漫画化されるのは、佐藤が実際に観た本編にインスパイアを受け執筆される"映画の導入部分"。2014年1月11日より[漫画 on Web]にて無料配信がスタートする予定だ。

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