ディーアンドエムホールディングスは12月26日、マランツブランドから「8005」シリーズのプリメインアンプ「PM8005」とSACDプレーヤー「SA8005」を発表した。発売は2014年1月上旬。希望小売価格は、両モデルとも135,975円。
プリメインアンプ「PM8005」
PM8005は、プリとパワーにフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路を採用するプリメインアンプ。CDやラインの入力バッファは、オリジナルの高速アンプモジュール「HDAM-SA2」を採用することで低インピーダンス化した。チャンネルとソース間の干渉を抑えている。また、メインの増幅回路にもHDAM-2とHDAM-3が使用されており、高域まで速度とチャンネルセパレーションの高いサウンドを実現している。
出力電源回路に採用されるブリッジダイオードの容量が従来の2倍の20Aになるなど電源部が強化されており、瞬間電流供給能力は、従来機「PM8004」に比べて80%向上した。
定格出力は70W×2(8Ω負荷、20Hz~20kHz)で、周波数特性は5Hz~100kHz(±3dB、CD入力、1W、8オーム負荷)。入力インタフェースはアナログ×5、フォノ×1、パワーアンプダイレクト×1で、出力インタフェースは、RECアウト×1、プリアウト×1、ヘッドホン×1、スピーカー×2(A/B 2系統)となっている。本体サイズはW440×D379×H128mmで、質量は12kg。消費電力は220Wだ。
SACDプレーヤー「SA8005」
SA8005は、USB DAC機能を搭載したSACDプレーヤー。DACチップは従来機種の「SA8004」と同様にシーラスロジックの「CS4398」を採用しているが、192kHz/24bitまでのPCMの再生に加えて、新たにDSD 2.8MHz/5.6MHzのネイティブ再生にも対応した。また、PCMの再生では、アシンクロナスモードが利用可能となっている。
USBや内部のデジタル回路が発生する高調波ノイズを抑える「デジタル・アイソレーション・システム」を新搭載。高速デジタルアイソレーターを7素子、13回路使用し、入力側と出力側を電気的に絶縁している。
フロントパネルには、iPod/iPhoneとのデジタル接続とUSBメモリからの音楽再生に対応したUSBポートを装備。フロントパネルのUSBポートは、最大48kHz/16bitまでの音楽ファイルに対応している。
最新型の高精度なメカエンジンを採用。スピンドルシャフトを短くすることで、ディスクのブレを低減し、読み込み精度を高めている、ベースには2mm厚の鋼板を使用。振動の影響を抑制している。
入力インタフェースは同軸デジタル×1、光デジタル×1、USB-A(フロント)×1、USB-B(リア)×1。出力インタフェースはアナログ×1、同軸デジタル×1、光デジタル×1、ヘッドホン×1を装備する。本体サイズはW440×D341×H106mmで、質量は8kg。消費電力は29Wとなっている。