カシオ計算機の3D絵画「カシオアート」が、日本を代表するクラシックホテルの1つである箱根富士屋ホテルと共同で、日本画家の三井萬里が描いた花の絵をカシオアート化した。当初は全10点の作品をそろえ、価格は50,400円。箱根富士屋ホテル、およびカシオ計算機の公式オンラインショップ「e-casio」で購入できる。

箱根富士屋ホテル「花御殿」

2013年11月30日より販売されているのは、「あけび」「ばら」「ぼたん」「梅」「桜」「椿」「ざくろ」「すずらん」「菊」「朝顔」の10点で、順次追加していく予定。これらの絵画は、箱根富士屋ホテルの中でも人気が高い「花御殿」(43部屋)の客室にも名付けられており、各客室のドアには三井萬里による花の絵が飾られている。今回は、その花の絵をカシオアート化した。絵画のサイズはW395×D15×H470mm。

カシオアート「さくら」

部屋に飾られたカシオアート「さくら」(イメージ)

カシオアート「菊」の一部を拡大したところ

また、花御殿の建立77周年を記念し、カシオアートによる花の絵をあしらった特別なルームキーホルダーも、2013年内に登場する予定だ。サイズはW75×D16×H175mm、重量は150g。

カシオアートを用いた特別なルームキー

「カシオアート」には、3次元データ作成アルゴリズムや3次元加工・出力技術など、カシオ独自の3次元デジタル技術が使われている。これら技術によって立体的なアート作品を実現し、実際の作品では微細な凹凸で表す細かい表現や、立体表現の独特なリアリティが目を引く。カシオでは、従来の平面絵画とは異なる、絵画の新しい楽しみ方を提案している。