富士通ゼネラルは11月21日、ルームエアコン「nocria」の「Zシリーズ」「Xシリーズ」を発表した。ラインナップは、Zシリーズが冷房能力2.2kWの「AS-Z22D」から8.0kWの「AS-Z80D2」までの8モデルで、Xシリーズが冷房能力2.8kWの「AS-X28D」から8.0kWの「AS-X80D2」までの6モデル。発売はXシリーズの冷房能力2.2kW~5.6kWのモデルが2014年1月中旬で、ほかが2014年2月上旬。価格はオープンで、推定市場価格はZシリーズが220,000円前後(AS-Z22D)~370,000円前後(AS-Z80D2)、Xシリーズが280,000円前後(AS-X28D)~390,000万円前後(AS-X80D2)となっている。

新設計された基幹部品

両シリーズはいずれも多機能タイプの省エネエアコン。Zシリーズは暖房能力の高さを特徴とするモデルで、Xシリーズは独自の気流コントロールを特徴とするモデル。いずれも新冷媒R32を採用しており、新冷媒に最適となるよう、圧縮機などの基幹部品の新設計が行われている。

Zシリーズは、高い省エネ性能と暖房能力を両立したモデル。低温時定格暖房能力は、冷房能力6.3kWの「AS-Z63D2」で9.1kW、7.1kWのAS-Z71D2では9.2kWと、2013年11月21日現在での業界No.1となっている(冷房能力が小さいモデルについては現在測定中)。リビングルームなどの広い部屋でも、すばやく暖めることが可能だ。

「Zシリーズ」

Xシリーズは、室内機の両サイドに室内の空気を吹き出す「DUAL BLASTER(デュアルブラスター)」と呼ばれるファンを設けることで、センター部の気流と組み合わせた高度な制御を行うモデル。暖房時には、センター部分からの暖気が下方向に向かって流れ、DUAL BLASTERからの風は、それを上から抑えるように吹き出す。足元の空間を効果的に暖めることが可能だ。冷房時には、冷風が直接体に当たらないようにコントロールされる。この気流制御により、控えめな温度設定でも快適な環境を実現可能で、二間続きの部屋など奥行きのある環境でも十分な室温コントロールが可能だ。

「Xシリーズ」

両シリーズとも、「節電お知らせ&ワンタッチ機能」を搭載。室温や運転状況から、その状況にマッチした節電アドバイスを音声で行い、ワンタッチで機能の設定を行うことができる。また、前日の電気代を超える場合に通知する機能や、電力料金の電気代単価が変わることを知らせる機能も装備されている。

付属のリモコンは電波式で、エアコンのほうに向けなくても操作できる。また、外出先から、スマートフォンでエアコンの状態を確認したり、運転オン・オフなどの操作を行うことが可能だ。