外観はやはりGTX TITANと変わらず

それでは今回の評価用機材を見ていこう。リファレンスカードの外観はGTX TITANや既存のGTX 700シリーズと変わらない。製品のロゴがなければほとんど見分けが付かないレベルだ。

GeForce GTX 780 Ti

左がGTX 780 Tiで左がGTX TITAN

上がGTX 780 Tiで下がGTX TITAN。背面からはメモリの実装方法で見分けることができる

補助電源は8ピン×1、6ピン×1のハイエンドモデルとしては一般的。インタフェースもDVI×2 / HDMI×1 / DisplayPort×1とオーソドックスな構成だ。

インタフェース

補助電源コネクタ

GPU-Z 0.7.4での表示は以下の通り。

さてGTX 780 Tiがハイエンドということで、テストの比較対象もハイエンドを採用する。直近で行ったR9 290のレビューからR9 290XとR9 290とGTX 780のデータをそのまま利用する一方で、新たにGTX TITANとGTX 780のOCモデルをテストに加えた。

GTX 780の場合、現状の売り場ではリファレンス仕様の製品よりもOC製品の方が在庫面でも価格面でも入手しやすいといった事情を考慮して、GTX 780のOCモデルを採用した。

今回は2013年9月から日本国内でも取り扱いが始まったGainward製グラフィックスカード「NE5X780H10FB-1100P」を用いた。動作クロックをリファレンスが863MHz(ブースト時:900MHz)のところ、902MHz(ブースト時:954MHz)にオーバークロックしたモデルで、独自クーラー「Phantomクーラー」の外観が印象的だ。ちなみにGainwardからはさらに動作クロックを引き上げた「NE5X780T10FB-1100P」もラインナップする。

NE5X780H10FB-1100P

カード全体を覆うようにしてヒートシンクをかぶせた上から大型のファンから送風するという構造

ファンは取り外しも可能でメンテナンスしやすい

テスト環境

それでは今回のテスト環境を紹介したい。Radeon R9 290のれビュー時とほぼ同様の構成だ。

■今回のテスト環境
GPU GTX 780 Ti GTX TITAN GTX 780(OC) GTX 780 R9 290X R9 290
グラフィックスカード リファレンス NE5X780H10FB-1100P INNO3D N780-1DDN-L5H5 リファレンス
GPUドライバ GeForce 337.70 Driver Catalyst 13.11 BetaV8
CPU Intel Core i7-4770K
M/B GIGABYTE GA-Z87X-D3H(Intel Z87 Express)
RAM Kingston KHX14400D3K2 4GB×2枚
Storage Samsung SSD 840 250GB
Power ANTEC TruePower Quattro 1000W 80 PLUS
OS Windows 8 Pro 64bit(Build 9200)

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