ASUSTeK Computerは29日、CPUにBay TrailことIntel Atom Z3740を搭載した10.1型タブレット「TransBook T100TA」を発表した。ストレージの内蔵も可能な着脱式キーボードドックが付属し、ドックのストレージ容量などにより3モデルをラインナップする。

TransBook T100TA

タブレット向けに開発された省電力SoC「Atom Z3000」シリーズ(開発コード名:Bay Trail-T)のAtom Z3740を採用することで、最長約15.8時間の長時間駆動を実現する。ディスプレイにマルチタッチ対応10.1型HD(1,366×768ドット)IPS液晶を備え、通常のタブレットとしての利用に加え、付属の着脱式キーボードドックを装着することでノートPCとして使うこともできる。また、キーボードドックにはストレージを内蔵することもできる。

タブレット側に64GB eMMC+キーボードドック側に500GB HDDを備えた「T100TA-DK564G」、タブレット側32GB eMMC+キーボード側500GB HDDにOffice Home and Business 2013を搭載した「T100TA-DK532GS」、タブレット側32GB eMMC+ドック側ストレージなしの「T100TA-DK32G」を用意する。

発売日と店頭予想価格は、「T100TA-DK564G」が11月下旬以降発売で54,800円前後、「T100TA-DK532GS」が11月中旬以降発売で59,800円前後、「T100TA-DK32G」が11月2日発売で44,800円前後。

ストレージ以外の主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3740(1.33GHz)、メモリがLPDDR3-1066 2GB、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、液晶ディスプレイが10.1型HD(1,366×768ドット)IPS液晶、OSがWindows 8.1 32bit。

インタフェースは、タブレット側がmicroHDMI×1、microUSB×1、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、フロントカメラ(126万画素)、microSDカードリーダ、オーディオポートなどのほか、電子コンパス、加速度センサ、ジャイロスコープを搭載する。キーボードドック側にはUSB 3.0×1を備える。

タブレット本体のサイズと重量はW263×D171×H10.5mm/550g。バッテリ駆動時間は約15.6時間。キーボードドックのサイズや重さ、装着時のバッテリ駆動時間はモデルによって異なり、T100TA-DK564GがW263×D171×H13.95mm/583g/約7.5時間、T100TA-DK532GSがW263×D171×H13.95mm/583g/約7.6時間、T100TA-DK32GがW263×D171×H13.1mm/520g/約6.3時間。