ASUSTeK Computerは29日、Windows 8とAndroid 4.2.2のデュアルOSを搭載した、11.6型PC「ASUS TransBook Trio」を発表した。発売日は11月2日。価格はオープンで、店頭予想価格は139,800円前後。

ASUS TransBook Trio TX201LA。左から順に、タブレット部とPCステーションを組み合わせたイメージ、タブレット部のみを取り外したイメージ、PCステーションと液晶ディスプレイを接続しているイメージ

タブレット部(液晶面)とPCステーション(キーボード部)がセットとなる、着脱可能な11.6型デバイス。タブレット側にAndroid 4.2.2、PCステーション側にWindows 8 64bitを備え、それぞれ単体でCPUやストレージなどを搭載するため、2台のデバイスとして同時使用も可能。

タブレット部とPCステーションをドッキングする「ノートパソコンスタイル」では、WindowsとAndroidを1ボタンで切り替えて使用可能。また、タブレットのみを取り外して使う「タブレットスタイル」、液晶ディスプレイと接続して使う「デスクトップPCスタイル」で利用できるとする。

タブレット側の主な仕様は、OSがAndroid 4.2.2、CPUがIntel Atom Z2560(1.6GHz)、メモリが2GB、ストレージが16GB(eMMC)、グラフィックスがPowerVR SGX544MP2(CPU内蔵)、液晶ディスプレイが11.6型ワイド(1,920×1,080ドット、10点タッチ対応)。タブレット部のみのカメラ機能は背面が500万画素、前面が92万画素。同じくタブレット部のみ電子コンパス、加速度センサ、ジャイロスコープを備える。

PCステーション側の主な仕様は、OSがWindows 8 64bit、CPUがIntel Core i7-4500U(1.8GHz)、メモリが4GB、ストレージが500GB HDD、グラフィックスがIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)、液晶ディスプレイはタブレット部に準じる(ドッキング時)。カメラは非搭載。

通信インタフェースは共通でIEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0で、PCステーションではIEEE802.11ac(ドラフト)にも対応。

インタフェースは、タブレット側がmicroUSB×1、microSDカードスロット×1、ドッキングポート×1、マイク/ヘッドホンコンボポート×1など。PCステーション側がMini DisplayPort×1、microHDMI×1、USB 3.0×2、マイク/ヘッドホンコンボポート×1など。

本体サイズと重量は、タブレット部がW304.92×D193.78×H9.7mmで重量が700g、駆動時間は約5時間。PCステーション部がW304.92×D193.78×H13.4mmで約1kg、駆動時間は約5.6時間。タブレット+PCステーションの本体サイズはW304.92×D193.78×H23.6mmで駆動時間は約13時間。カラーはダークシルバーのみ。