富士通は8日、2013年秋冬モデルのPC新製品として、10.1型の防水・防塵タブレット「ARROWS Tab QH55/M」を発表した。WQXGA(2,560×1,080ドット)の解像度を持ち、OSにWindows 8.1を搭載する。
発売は11月21日の予定で、価格はオープン。店頭予想価格は110,000円前後。同社のWeb通販サイト「WEB MART」における受注開始は10月30日となっている。
2012年11月に発売された「QH55/J」では1,366×768ドットだった解像度を、2,560×1,080ドットへと大幅に引き上げたことが一番の特徴。IPX5/7/8に準拠する防水・防塵性を継承しつつ、耐薬品性を加え、アルコール除菌シートなどで液晶表面を安心して拭けるようになった。CPUにはBay Trail世代のAtomを搭載し、16時間のバッテリ駆動を実現。指紋センサーやNFCも搭載する。
1,024階調対応の専用スタイラスペンが付属し(本体に収納)、特定のアプリに限らず、Webページや写真、文書ファイルに手書き情報を加えられる。このペンはIPX2準拠の防滴性を持つため、画面が濡れていても書き込むことが可能だ。
主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3770 (1.46GHz)、メモリがLPDDR3-1066 4GB (2GB×2)、グラフィックスがIntel HD Graphics (CPU内蔵)、ディスプレイが10.1型ワイド液晶 (2,560×1,080ドット、タッチパネル)、ストレージが64GB SSD、OSがWindows 8.1 32bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFCを備える。インタフェースはUSB 3.0×1、USB 2.0×1、micro SDカードスロット、リア80万画素とフロント200万画素のHD Webカメラを搭載する。バッテリ駆動時間は約15.5時間。サイズはW267.0×D180.8×H9.9mm、重量は約650g。