The Document Foundationは、フリーソフトウェアとして開発を進めているオフィススイート「LibreOffice(リブレオフィス)」が、バージョン4.1.2へアップデートしたことを、公式ブログで明らかにした。

2013年7月25日にリリースしたバージョン4.1.0、同年8月29日にリリースしたバージョン4.1.1からのバグフィックスが中心となる。同年9月末にリリースしたRC(Release Candidate version:出荷候補版)3からは、DOC形式ファイルを開く際にLibreOffice Writerがクラッシュするバグや、関数ウィザード実行時にクラッシュするバグを修正。バージョン4.1.1からカウントすると、95カ所のバグが修正されている。

ダウンロードページからは、Windows OS版やOS X版、Linux版の最新バージョンがダウンロード可能。企業などで用いられる安定版(バージョン4.0.5:2013年8月22日リリース)も、まもなくバージョン4.0.6へ更新されるという。

LibreOfficeは現在Oracleなどが参加しているOpenOffice.org Projectから派生したオフィススイート。フランス政府が50万台のデスクトップ型コンピューター用ソフトウェアとして採用し(公式ブログ)、日本国内でも一部の地方自治体が正式な文書作成ソフトウェアとして利用中である。

最新版となるLibreOffice 4.1.2。オフィススイートとして各種機能を備えている

執筆時点でのバージョンは4.1.2.3。さらに軽微なバグが修正された