オーディオテクニカは9月26日、"STREET(街で使うヘッドホン)"がコンセプトの「Sシリーズ」を発表した。ラインナップは、「ATH-S700BT」「ATH-S500」「ATH-S300」「ATH-S100」「ATH-S100iS」の5モデル。発売は10月18日で、希望小売価格は、ATH-S500が5,040円で、ATH-S300が3,675円。ATH-S700BTとATH-S100、ATH-S100iSはオープン価格で、推定市場価格はそれぞれ15,000円前後、2,000円前後、2,500円前後となっている。

「ATH-S700BT」

ATH-S700BTは、同社としては初めてとなるオーバーヘッドタイプのBluetoothヘッドセットだ。Bluetoothのバージョンは3.0+EDR。プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPに対応しており、スマートフォンでのハンズフリー通話が可能だ。

ドライバーはφ40mmで、ハウジングは密閉型だ。ハウジング内は、音響部と、電源やアンプなどの電器部を完全に分離。空気の流れを妨げない、アイソレーション設計が採用されている。

再生周波数帯域は20Hz~24kHz。インピーダンスは34Ωで、出力音圧レベルは100dB/mWだ。本体質量は約195g。電源はリチウムポリマー充電池で、充電時間は約3時間。フル充電の場合、連続6時間以上の音楽再生、最長で200時間以上の待ち受けが可能だ。また、ワイヤレスタイプだが、着脱式のコードが付属。ワイヤードタイプとして使用することも可能だ。コードには、Android OSを採用したスマートフォン用のコントローラー&マイクが搭載されており、バッテリーが切れた場合でも、通話や操作を行なうことができる。

写真左上が「ATH-S500」、右上が「ATH-S300」、左下が「ATH-S100」で、右下が「ATH-S100iS」

ATH-S500とATH-S300、ATH-S100、ATH-S100iSは、ワイヤードタイプの密閉型ヘッドホン。いずれも持ち運びやすさが重視され、片出しタイプの1.2mコードを採用されているほか、ハウジング部をフラットに折りたためるスイーベル機構を搭載している。

ATH-S500とATH-S300は、φ40mmドライバーを搭載。ATH-S500では、磁力の強い大型のマグネットを採用することで、レスポンスのよいリアルなサウンドを実現している。

ATH-S100とATH-S100iSはφ36mmドライバーを搭載したモデル。コンパクトで迫力のあるサウンドが特徴だ。ATH-S100iSは、Android OSを採用したスマートフォン用リモコン&マイクを搭載したモデルで、着信応答/終話/音楽・動画再生/一時停止の操作が可能だ。

再生周波数帯域は、ATH-S500が8Hz~26kHz、ATH-S300が10Hz~24kHz、ATH-S100とATH-S100iSが15Hz~22kHz。インピーダンスは、ATH-S500とATH-S300が48Ωで、ATH-S100とATH-S100iSが32Ω。出力音圧レベルは、ATH-S500とATH-S100、ATH-S100iSが104dB/mW、ATH-S300が103dB/mWとなっている。コードを除いた質量は、ATH-S500が約140g、ATH-S300が130g、ATH-S100とATH-S100iSが約110gとなっている。

写真左列が「ATH-S500」、右列上から「ATH-S300」「ATH-S100」「ATH-S100iS」のカラーバリエーション