アーマー仕様のR.O.G.マザー

ASUSからR.O.G.ブランドのマザーボード新製品として「Maximus VI Formula」が登場、発売が開始された。Z87チップセットを搭載するMaximus VIシリーズとしては、最上位モデル「Extreme」の次に位置するモデルで、基板がSABERTOOTHシリーズのようなカバーで覆われているのが特徴。価格は43,000円～45,000円前後だ。

ASUSの「Maximus VI Formula」。フォームファクタはATXだ

基板の両側がカバーで覆われているのが特徴。これで発熱を抑える

このカバー「ROG Armor」は、表側と裏側の2枚で構成。表側はABS樹脂製で、グラフィックスカードからの放熱を遮断して、マザーボードの温度上昇を防ぐという。一方、裏側はスチール製で、マザーボードのヒートシンクとして機能する。この2つの仕組みで、マザーボードを低い温度に維持する。

水冷・空冷両対応の電源用クーラー「CrossChill」や、8+2フェーズの電源回路「Extreme Engine Digi+ III」などは、Extreme同様に搭載。ただしExtremeとは違って、オーバークロック用コンソール「OC Panel」は付属しない。

Kaveri対応マザーが初登場

AMDの新チップセット「A88X」を搭載するマザーボードがGIGABYTEより3モデル登場。Socket FM2+対応を謳っており、AMDの次世代APU「Kaveri」が利用できる。FM2のTrinityやRichlandも利用できるが、Kaveriと組み合わせたときのみ、PCI Express 3.0をサポートする。FM2+対応マザーボードの発売はこれが初めて。

Socket FM2+対応マザーボードが初登場。しかしCPUは未発売だ

ゲーミング向けの「G1.SNIPER A88X」は、オーディオ機能が強力。低ノイズの電力供給が可能で、DACの接続に最適化されたUSBポート「USB DAC-UP」を備えるほか、交換可能なオペアンプ、ゲインを切り替えられるスイッチ、ニチコン製のプロフェッショナル向けオーディオコンデンサなどを搭載した。価格は13,000円前後。

GIGABYTEの「G1.SNIPER A88X」。安価なゲーミングマザーだ

DAC用の特殊なUSBポートを備える。電源のノイズが小さいという

「GA-F2A88X-UP4」は、Ultra Durable 5 Plusに対応。高効率な電源回路を備える。グラフィックス出力端子は、VGA、DVI、HDMI、DisplayPortの4つだ。一方「GA-F2A88X-D3H」は、Ultra Durable 4 Plusに対応し、グラフィックス出力端子はVGA、DVI、HDMIを搭載する。価格はそれぞれ、14,000円前後と11,000円前後。

「GA-F2A88X-UP4」は上位モデル。クーラーにはヒートパイプも搭載

下位モデルの「GA-F2A88X-D3H」はシンプルな構成のATXマザーボード

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