ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」(ナスネ)の新モデルとして、1TBのハードディスクドライブ(HDD)を搭載モデル(価格:23,100円)を、2013年10月10日に発売することを発表した。また、同日より、システムソフトウェア「バージョン2.00」の配信をスタートする。
「nasne」は、地上デジタル、BS、110度CSの3波に対応したデジタルチューナーとハードディスクを内蔵し、ネットワークを介する形で『PlayStation3』(PS3)、『PlayStation Vita』(PS Vita)、VAIOを使用してテレビの視聴や録画、再生を可能とするネットワークレコーダー。今年4月に配信された「バージョン1.71」では、『PS Vita』の専用のメモリーカード内に保存されたアプリケーション、ゲームのセーブデータ、フォト、音楽などの各種データもHDDに保存することが可能となっている。
今回の「バージョン2.00」では、『PS Vita』に「naspocket」、Android搭載スマートフォンに「nasne ACCESS」と、専用アプリをインストールすることで外出先からコンテンツ閲覧が可能となる「Anytime Access」(エニイタイムアクセス)、インターネットを介して2つの異なる「nasne」のフォルダをリアルタイムで同期させる「nasne.シェア」など、家庭内ネットワークの枠を超えて利用できる新機能が提供される。アップデート対象は、本日発表された1TBモデル(CECH-ZNR2J)に加え、発売中の500GBモデル(CECH-ZNR1J)も含まれる。
そのほかにも『PS Vita』向け電子書籍アプリケーション「Reader for PlayStation Vita」と連携し、ソニーの電子書籍ストア「Reader Store」で購入したブックデータの本棚として「nasne」を利用することも可能に。これは「デジタル本棚」機能と呼ばれ、ネットワークを介して『PS Vita』はもちろん、11月14日に発売される『PS Vita TV』からも「nasne」に保存したブックデータにアクセスすることができ、ストレスなく楽しむことができるという。
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