NTTドコモは6日、同社がiPhoneを販売するという複数の報道機関による報道について、「当社が発表した事実ではございません。また、現時点において、開示すべき決定した事実はございません」とコメントした。同件については、日本経済新聞をはじめ、NHKや朝日新聞、ロイター、日本テレビ、TBSなどが報じている。

NTTドコモによるiPhoneの取り扱いについては、公式サイト上で「当社が発表した事実ではございません」とするものの、同社の坪内和人副社長が、SankeiBizのインタビューに対して、「態勢は整った。いつ出すかが問題だ」と発売を検討している旨の発言をしている。同社幹部の発言と今回の報道で、NTTドコモのiPhone取扱いへの期待が高まる。

一連の報道を受け、Twitter上では同社の今後の販売戦略についての見方を示すツイートも登場している。同社は2013夏モデルスマートフォンの販売戦略上、同社は特定の機種を推す"ツートップ戦略"を打ち出したが、Twitter上では「実質ワントップだな」などのつぶやきが見られる。人気機種のiPhoneがその他のAndroidスマートフォンよりも抜きん出た存在になると見ているようだ。

なお、新型iPhoneについては、米Appleが10日に開催するメディア向けイベントで、正式に発表されるとみられている。iPhone 5の後継モデルとなる新型iPhoneは、「iPhone 5S」という名称になると予測されており、ホームボタンに指紋センサーを搭載、カラーバリエーションにシャンパンゴールドなどの新色が加わるなどが噂されている。