仮想化用ソフトウェアで有名なVMwareは、非営利目的の利用に限って無償使用可能な「VMware Player」の最新バージョンをリリースした。新たに商用ライセンスを付加した「VMware Player Plus」に移行し、1ライセンス99.99ドル(約1万3,000円)による購入が可能だが、無償版と有償版に機能的な違いはない。同社のWebページからダウンロード可能。

新たにWindows 8.1や最新のLinuxディストリビューションをサポートし、仮想マシンは16個プロセッサや、8テラバイトの下層ディスク、SATAデバイスをサポート。ホストマシンがセンサー機能を搭載している場合は、加速度センサーやジャイロスコープ、コンパスや光センサーなどをゲストOSにパススルーする機能を新たに搭載している。2013年6月からVMwareは次期製品版となるテクノロジープレビュー版を配布しており、その一部機能がVMware Player Plusにも反映された。

「VMware Player Plus」に改称しているが、非営利目的の利用に限っては無償使用可能

VMware Player Plusを起動した状態。外見的な変化はない。なお、新たに作成した仮想マシンは「10.0仮想マシン」となる

以前のVMware Playerで作成したゲストOSを起動した状態

前バージョンから仮想マシンを作成する機能を搭載し、単独でゲストOSのインストールや実行、評価を可能にしている。なお、有償製品であるVMware Workstationもバージョン10に更新され、249ドル(約3万3,000円)、アップグレード版は119.00ドル(約1万6,000円)、VMware Player Plusからのアップグレードは149.99ドル(約2万円)となる。