Kantar Worldpanel ComTechは2日、2013年5月から7月までの3カ月間における、スマートフォン販売データを調査し、ヨーロッパ主要5カ国を合わせた市場で、Windows Phoneのシェアが過去最高の8.2%に浮上したと発表した。同社によると、Windows Phoneの躍進は、Nokia製「Lumia 520」のような低価格スマートフォンの売れ行き好調によるものだという。

Windows Phone OSを搭載したNokia製の低価格スマホ「Lumia 520」

同社によると、ヨーロッパ主要5カ国(英国/ドイツ/フランス/イタリア/スペイン)における、スマートフォンのOSシェアは、iOSが17.9%、Androidが69.1%、Windows Phoneが8.2%。依然として、Androidのシェアが高い状態だが、Windrows Phoneが過去最高の8.2%に浮上し、BlackBerryの2.4%(前年度6.7%)を越えて、第3位のOSとなった。

また、新興国では、Nokia製「Lumia 520」のような低価格のWindows Phone端末が好調であり、メキシコ市場では、iOSの9.2%、BrackBerryの10%を上回り、Android(60%)に次ぐ、第2位のOSとなった。

Kantar Worldpanel ComTechのディレクター ドミニクは、フィーチャーフォンからスマートフォンに乗り換える利用者が、Windows Phone端末を支持していることが成功要因としており、「Windows Phone端末の売上の約42%が、フィーチャーフォンからの乗り換えによるもの」とコメントした。

(記事提供: AndroWire編集部)