米Googleのマップサービス「Google Maps」のモバイルアプリ(Android、iOS)に、Wazeユーザーがレポートした事故・渋滞情報が表示されるようになる。まずは米国、欧州、南米の13カ国で提供される。
Wazeはユーザーから収集した情報を基にリアルタイムの道路・交通情報を提供するクラウドソーシング型の地図サービスを提供している。今年6月にGoogleが買収し、同社はWazeをYouTubeのように独立した事業としながら、Googleのサービスとの統合を進めてきた。今回の発表は、その成果の第1弾であり、Wazeコミュニティにユーザーから送られてくる事故、工事、通行止めなどの情報をGoogle Maps上でも交通状況を表示した際に確認できるようにした。
逆にWazeにもGoogle関連の2つの機能が追加された。Wazeアプリ (Android、iOS)に情報を提供する検索パートナーにGoogle Searchが加わり、FoursquareやYelpなどと共にGoogle Searchの検索結果がナビゲーションに表示される。またWaze Map EditorでGoogle Mapsのストリートビューと航空写真を使用できるようになった。実際の写真で確認しながら、より正確にマップの作成や修正を行える。