米Googleは6月11日(現地時間)、イスラエルの地図サービス「Waze」を買収したと発表した。Wazeの買収はかねてより噂されていたもので、今回同社ブログ上で買収したことが明らかになった。

Wazeは、ユーザーから収集した情報を基にリアルタイムの情報を提供するソーシャルカーナビゲーションサービス。全世界で5,000万以上のユーザーがいるサービスで、日本でも利用することができる。渋滞や通行止めなどの道路の状況、ガソリン価格などさまざまな情報をユーザー間で共有することが可能。現在、iOSおよびAndroid端末向けアプリが提供されている。

Wazeの利用イメージ

買収後のWazeについて、Googleの地図サービス担当 副社長のBrian McClendon氏は、現時点では開発チームはイスラエルに残るとしている。また、Googleの検索技術の導入によるWazeの機能強化やWazeの交通状況の更新機能によるGoogleマップの強化などの相乗効果に期待をよせている。