カシオのエクスワード「XD-N8500」は「学び」の楽しさを追求したビジネスマン向けの電子辞書だ。コンパクトで持ち歩きやすいボディに、辞書や音声/動画付きコンテンツなどを多数収録。情報の正確さと幅広さが求められるビジネスにおいて、心強いツールと言えるだろう。
ネットに接続しなくても手軽にかつ素早く調べることが可能で、場所を選ばず利用できるのも魅力だ。そこで今回から、XD-N8500の魅力と使い勝手、そしてビジネスマンには必須の英語の学習について紹介していく。
自分のペースで英会話を勉強したい人におすすめ
ビジネスの最新情報を入手したり、世界の人とコミュニケーションを取るために(もちろん海外旅行や出張も)、英語はもはや必携のスキルと言っても過言ではない。きっと、多くのビジネスマンがその必要性を感じていることだろう。筆者は今でこそIT系ライターという特殊な職に就いているが、一般的な企業に勤めていた経験もある。そのころから英語のリーディングと英会話の重要性は痛切に感じていた。
しかし、いざ英語の勉強を始めようと思っても、時間や予算的な制約でためらってしまうことも多い(それが言い訳だったりすることもあるわけだが)。英会話教室に通おうにも、日々の残業や休日の家族サービスで時間を取れなかったり、ネイティブな発音を学べるスクールや教材は値段が高かったりなど、気軽に始められるシロモノでもない。
一念発起して英語の学習を始めても、モチベーションを維持し続けるのは大変だ。実は、筆者も英会話教室に通ったことがあるのだが、高いテキスト代やレッスン料を支払ったのに、最後まで続けられなかった。結局は心がけしだいとはいえ、多くの人が同じ経験をしているのではないだろうか。
「英語を勉強しなきゃ」という焦燥感にさいなまらながら、ここ数年は何も行動してこなかったわけだが、とある機会にその現状をマイナビニュース編集部のH氏に話したところ、「イイモノがある」とすすめられたのが、XD-N8500だった。
エクスワードシリーズは、電子辞書市場ではトップシェアのブランドだ。多彩なコンテンツと優れた操作性、そして頑丈(←これポイント)、持ち運びやすいボディで人気が高い。ラインナップも豊富で、生活系やビジネス系、学生向け(小学生/中学生/高校生)といったモデルがある。その中で今回は、ビジネスマン向けのXD-N8500をチョイス。編集H氏によると以下の点がポイントであるらしい。
・TOEIC対策用のコンテンツが充実している
・ビジネス英語向けの教材が豊富
・日本語によるビジネス用語解説や文例集なども用意
・動画コンテンツで英会話の口の動きやジェスチャーを学べる
XD-N8500には、さまざまな分野のコンテンツが140種類も収録されている。電子辞書は「字引き」として使うものだとばかり思っていたが、実は巨大な実用コンテンツ集だったとは。
収録コンテンツを見渡すと、世界のグルメガイドやクロスワードなども含まれている。そのことを編集H氏に指摘すると、「勉強の合間の息抜きですよ。飽きっぽい高橋サンにはピッタリですね。でもそればっかり見てちゃダメですからね」とのこと。見透かされているぞ、ぐぬぬ。
とにかく、XD-N8500なら時間の空いたときに好きなコンテンツを使って、自分のペースで学習を進められそうだ。本体はコンパクトなので、持ち運びにもピッタリ。ネットに接続しなくても使えるし(実はものすごく大きなメリット)、移動の電車で利用すれば勉強も定期的に続けられるに違いない。よし、決めた! これからはゲーム機とスマホを辞めて、XD-N8500で英会話を勉強するぞ!(ハタ目にはゲーム機で遊んでいるように見えるかもしれないけど)。
次ページ: まずはXD-N8500の外観を眺める