欧州生まれのファンレスNUCケース

独Impacticsの「D1NU1」「D2NU1」は、冷却性能の高さがウリのファンレスNUCケース。本体のサイズは170(W)×114(D)×67(H)mmと、NUCケースとしては比較的大きく、放熱のために設けられたフィンも長いのが特徴だ。基板上のCPUクーラーを取り外し、付属の銅製ヒートスプレッダに付け替えて利用する。入荷したオリオスペックでの価格は13,800円。

ImpacticsのNUCケース。電源スイッチのクリック感はなかなか優秀だ

両サイドとトップ面がヒートシンクになっている。フィンはかなり長い

バックパネルのインタフェースにより、D1NU1がD33217GKE/DCP847SKE用(シルバーのみ)、D2NU1が最新のD53427RKE用(シルバー/ブラック)となる。バックパネルは取り外せるようになっているが、フロント側のUSBポートの位置が微妙に異なるため、マザーボードの互換性はない。同ショップではこのケースを使ったBTO機の発売も予定しているとのこと。

銅製のヒートスプレッダが付属。これで熱をケース側に逃がす仕組み

左がD2NU1。基板のピンヘッダからUSBポートを増設することも可能だ

また英Tranquil PCの「NUC-BY」は、Thunderboltポートを備えるD33217CK向けのファンレスNUCケース。こちらも本体ケースがヒートシンクとなるため、基板のCPUクーラーは取り外して利用する。材質はアルミで、サイズは164(W)×110(D)×47(H)mm。オリオスペックでの価格は21,800円だ。

Tranquil PCの「NUC-BY」。無骨なデザインの本体が印象的だ

CPUとチップセットの位置に突起があり、ここから熱をケースに伝える

小さくても便利なキューブケース

REALANの「E-M3」「E-M5」は、ATX電源が搭載可能な小型キューブケース。E-M3はMini-ITX専用、もう少し大きなE-M5は小型のマイクロATXにも対応し、スリムドライブのスロットを備える。ケース背面に4ピン電源とSATAポートを備えており、OSインストール時に光学ドライブを外付けするのに便利だ。価格はそれぞれ、11,000円前後と14,000円前後。

REALANの「E-M3」(左)と「E-M5」(右)。どちらもアルミ製で軽い

背面。どちらも4ピン電源とSATAの端子を備えるのがユニークだ

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