JVCケンウッドは8月1日、デジタルビデオカメラ「JY-HM70」を発表した。JVCブランドから8月上旬に発売される。価格はオープンで、推定市場価格は170,000円前後。

「JY-HM70」

民生用としては珍しく、肩に載せて撮影する"ショルダースタイル"を採用するフルHD(1,920×1,080ドット)/60p記録対応のデジタルビデオカメラ。手でホールドするより安定した状態で撮影を行える。

ショルダースタイルを採用

撮像素子は新開発の1/2.3型・総画素数1,276万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載。また、F1.2の明るいレンズが採用されており、最低照度1ルクス(オートスローシャッターモード、シャッタースピード1/30時)の高感度撮影を実現する。

メモリーカードスロットを2つ備えることで、記録中のエラーや1枚のメディアで容量がなくなった際も途切れずに撮影を行えるシームレス撮影に対応。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードとなっている(内蔵メモリはなし)。また、バッテリーも2つを同時装着可能で、長時間のイベントなどでもバッテリー切れを気にせずに撮影できる。製品に付属するバッテリーは1つで、同時に2つ装着する場合は別途購入が必要となる。

手ブレ対策機能としては、光学式手ブレ補正と電子式手ブレ補正を併用する。電子式手ブレ補正はパワードアクティブモードを搭載し、ズーム撮影時もワイド撮影時も安定した映像記録を可能にする。

そのほか、状況に応じて最適な設定で撮影できるインテリジェントオートモードや、一定間隔(1秒・2秒・5秒・10秒・20秒・40秒・80秒のいずれか)で撮影を行うタイムラプス撮影機能などを備える。

主な仕様は次の通り。レンズの焦点距離は動画撮影時が29.5~476mm(35mmフィルム換算、ダイナミックズーム・オン時)、静止画撮影時がアスペクト比16:9で34.4~344mm(35mmフィルム換算、手ブレ補正オフ時)、4:3で29.8~298mm(同)、撮像素子は総画素数1,276万画素・1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、記録方式は動画がAVCHD、静止画がJPEGとなっている。3型・23万ドット液晶のほか、0.24型・26万ドットのLCOSビューファインダーを備える。

記録メディアはSD/SDHC/SDXCメモリーカードを利用可能で、付属バッテリーを1つ使用した際の連続撮影時間は約3時間40分(実撮影時間は約1時間50分)。

サイズはW227×D472×H232mm(グリップベルト含まず)で、重量は約2.9kg(バッテリー「BN-VF823」を2個装着時は約3.1kg)となっている。