Siriの存在は知っているが、いざ使うとなると気恥ずかしくて……という人は少なくないはず。確かに、電車内など人前で堂々と使う気にはならないが、自宅ではどうだろう? Siriには、自宅で使うにはとても便利な「タイマー」との連携機能があるため、使わない手はないのだ。
使い方はかんたん、「タイマーを○分にセット」とSiriに話しかければOK。「タイマーを起動」で『時計』を起動しタイマーの画面を表示できるし、「タイマー」だけならば前回設定したタイマーの分数をSiriの画面で確認することもできる。
カップ麺をつくりたいとき、風呂にお湯をはりたいとき、パスタをゆでたいときなど、自宅にはタイマーを必要とする場面がいくらでもある。冷蔵庫に磁石で貼りついているキッチンタイマーを取りに行くより、手元のiPhoneに話しかけるほうが断然スピーディーだ
カウントダウン中に分数を変更したい場合も、「タイマーを○分にセット」と話しかければいい。Siriがタイマーを変更するかどうか質問してくるので、「変更する」をタップすれば変更完了だ。
それに、Siriには遊び心がある。タイマーを3分にセットすると、ときどき「卵をゆですぎないでくださいね」、となぜかゆで卵の心配をしてくれるのだ。一般的にゆで卵をつくる時間は10分、半熟卵でも5分前後必要だから、ゆで卵をつくるためにタイマーをセットしたというSiriの推理は明らかに誤りだが、なんとなくほほえましい。「カップ麺を食べすぎないでくださいね」では現実的すぎるので、これでいいのだ。