米マカフィーは28日、青少年のオンライン活動実態に関する調査結果を発表した。本調査では、トゥイーン(10歳~12歳の青少年)の92%が親にかけられたモバイルアプリのパスワードを知っているなどの事実が明らかになった。

今回マカフィーは、「2013年デジタル世界の知られざる真相:親と子のオンラインの断絶を徹底解明(2013 Digital Deception: Exploring the Online Disconnect between Parents and Kids)」と題した調査レポートをPDF形式で公開した。

本調査によると、トゥイーンの41%は親にモバイルパスワードを設定されているが、そのうち92%がそのパスワードを知っていると回答していることが明らかになった。一方で、トゥイーンの親の60%が「自分の子供はパスワードを知らないと思う」と回答し、親が信じている内容と青少年のオンラインでの活動には、大きな隔たりがあることが分かった。

また、Facebookの利用に関する調査では、通常ではFacebookを利用できない年齢(13歳未満)であるにもかかわらず、85%がFacebookの利用を認める結果となった。こうしたトゥイーンたちの58%は、自分のオンラインでの活動を親の目から隠す方法を知っていると考えており、ほぼ4人に1人は、ブラウザの消去またはプライバシーモードを使用して、自分の行動が親に分からないようにしていることが分かった。このほか、10歳~23歳の約22%が自分の行動を親の目から隠すために、モバイルデバイスを利用しているなどの調査結果が明らかになった。

本調査は、米国の10~23歳の青少年と10~23歳の子供を持つ親を対象に実施したもの。期間は2013年4月3日から15日までで、オンラインインタビュー形式で調査を行い、合計2,474件の回答を得た。