ON Semiconductorは6月5日、、リチウムイオン電池の充電/放電保護回路切り替えの重要部分を提供するスマートフォンおよびタブレットPCアプリケーション向けに設計されたMOSFETデバイス「EFC6601R」および「EFC6602R」を発表した。

2製品は、シングルまたはデュアル・リチウム電池の実装向けで、ランド・グリッド・アレイ(LGA)構造を採用しているため小型・低プロフィール・デザインが可能だという。

また、EFC6601RはVSSS(ソース間電圧)が24V、EFC6602RはVSSS(ソース間電圧)が12Vで、いずれも動作電圧は2.5Vで、ドレイン・コモン構造を採用し、内蔵保護ダイオードを備えている。

すでに2製品ともにハロゲンフリーのEFCPパッケージで供給されており、5000個注文時の価格は、EFC6601Rが0.8ドル、EFC6602Rが1.0ドルとなっているほか、同社では、さらに幅広いモバイル・デバイスがアプリケーションのダウンサイズと電池寿命の延長に関する目標を達成できるよう、年内にEFC MOSFETファミリにさらに5機種のデバイス投入を予定しているとしている。

MOSFETデバイス「EFC6601R」および「EFC6602R」のパッケージ外観