3DMark v1.1.0(グラフ94~99)

FutureMark
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次は3DMark。先日バージョンアップし、新たにIce Stome Xtreme Profileが追加された(Android版が先に実装され、PC版が後追いになった)。

まずグラフ94~98に、5種類のProfileのOverallをそれぞれ掲載する。とはいえ、Cloud Gate以上は(一応測定はできたものの)実用上あまり意味があるとは思えない。

結果としてどのケースでもKabiniの方が良い結果だが、Cloud Gateのあたりからかなりガクガク感が高く、Fire Strikeは完全にスライドショー状態だったからだ。

そこでIce Stormについてだけ、詳細を示す(グラフ99)。ここでGraphics 1/Graphics 2/PhysicsはNormal Profile、Graphics 1 X/Graphics 2 X/Physics 2 XがExtreme Profileでの結果となっている。

さて、こちらだと割とまとも、ということが分かる。Ice Stormの場合は、凝ったEffectが最小限に抑えられているから、比較的高いフレームレートを維持しやすい。実際Zacateでも30fpsを超える描画が可能なことでこれが確認できる。

で、Kabiniは? というとご覧の通り、シーンによって性能差は異なるものの、Zacateよりも常に良い性能を出していることは確認できた。

ちなみにこのIce Stormの22603.7(Normal)とか14284.0(Xtreme)といったKabiniのScoreはどの程度のものか? ということで、3DMarkのDevice Channelで比較してみると、現在市場に出回っているSmartphone/Tabletの最上位モデルと大体2倍の性能、となった(Photo58,59)。

Photo58:これはAndroid版の3DMarkから表示できる。こちらがDefault(Normal Profile)。最上位はSnapdragon 500を積むXiaomi MI-2sの11028だった

Photo59:こちらがExtreme(Xtreme Profile)。最上はやはりSnapdragon 600を積むSamsung Galaxy S4の6602であった

KabiniはNotebookとしてはかなり非力な部類に入るかもしれないが、こうしたTabletクラスでは、かなり高い性能になると考えられそうだ。

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