NTTドコモは22日、グアム、北マリアナ諸島地域における競争力強化を目的に、同地域の最大のケーブルテレビおよびインターネット事業者となるMCV Guam Holdingの全株式を取得したと発表した。出資額は日本円換算で約127億1,000万円。グアムの投資持株会社を通じてMCV Guam Holdingの株主であるMCV Aquisitionから株式を譲り受けた。

ドコモとMCV Guam Holdingとの出資後の関係

MCV Guam Holdingは、ケーブルテレビ事業でグアム、北マリアナ諸島地域において約75%のシェアを保有。ケーブルテレビ網を活用したインターネット接続事業のほか固定電話事業等も展開している。

今回の子会社化に伴い、ドコモの子会社となるドコモパシフィックが、MCV Guam Holdingのケーブルテレビ、インターネット、固定電話サービスを同社のブランドで提供する。これにより、4つのサービスをワンストップで展開する予定。また、ドコモパシフィックの携帯電話網にMCV Guam Holdingが保有する光ケーブル網を活用することで、通信サービスの品質改善も見込む。

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