エプソンは16日、A4モノクロページプリンタの新製品として、「LP-S340D」とネットワーク対応「LP-S340DN」の2モデルを発表した。5月23日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は「LP-S340D」が50,000円台後半、「LP-S340DN」が60,000円台後半。

「LP-S340D」

「LP-S340DN」

最大35枚/分の高速印刷が可能なA4モノクロページプリンタ。ファーストプリント時間が5.5秒と高速で、自動両面印刷にも対応。印刷にかかる時間を減らして用紙も節約できるなど、業務効率の改善に役立つ。ランニングコストは約3.8円。稼動時と待機時を含めたトータル消費電力のTEC値は1.45kWhで、従来モデルと比較して約35%の省電力化を実現。

給紙容量は、標準カセットに250枚、MPトレイに50枚。オプションの増設カセットを使用することで最大550枚まで増やせる。カラーデータの印刷用に「モノクロ視認性向上機能」を搭載し、「割り込み印刷機能」では大量に印刷している時に急ぎの書類を優先印刷できる。

iOS/Android用アプリ「Epson iPrint」にも対応。スマートフォンやタブレットから書類データなどを印刷できるほか、Evernoteなどのクラウドサービスに保存されたデータの印刷も可能。

主な仕様は、プリント方式がレーザー方式(半導体レーザービーム走査+乾式二成分電子写真方式)、最大解像度が1,200dpi×1,200dpi、印刷スピードが35枚/分。ウォームアップタイムは、節電復帰時/ディープスリープ復帰時が15秒以内、電源オン時が18秒以内。ファーストプリント時間は5.5秒。対応用紙サイズはA4~A6、ハガキ、ユーザー定義サイズ(幅76.2~215.9mm、長さ127~355.6mm)、MPトレイには封筒もセット可能。

インタフェースは、IEEE1284双方向パラレルとUSB 2.0。消費電力は最大930W(動作時平均408W、レディー時平均36W、スリープモード時平均2.66W、ディープスリープ時平均0.98W)。本体サイズはW393×D536×H350mm、重量は約12kg。対応OSはWindows XP / Vista / 7 / 8、Windows Server 2003 / 2008 / 2008 R2 / 2012、Mac OS X 10.4.11~10.8。

「LP-S340DN」は、Gigabit Ethernet対応有線LANとUSB 2.0のインタフェースを備えたモデル。ネットワーク環境での使用を考慮したセキュリティ対策「IPsec」に対応する。その他の仕様については「LP-S340D」とほぼ共通。