丸紅情報システムズ(MSYS)は12日、3Dプリンタメーカー「ストラタシス」が開発するインクジェット式3Dプリンタ3シリーズ10モデルの取り扱いを開始した。いずれの製品についても販売から設置、保守サポートまでをワンストップで提供するとしている。

エデン 500V

取り扱いを開始したインクジェット式3Dプリンタは、ストラタシスが2012年12月に買収した「オブジェット」が開発していた製品で、光にあたると固まる性質の樹脂を噴出し積層していく造形方式を採用。噴出すると同時に強い紫外線を当てて樹脂を硬化させ、その上にまた樹脂を噴出し重ねていき、最小16マイクロメートルの厚さで造形が可能となる。

また、不透明色の硬質樹脂のほか、透明色の硬質樹脂やゴム質の柔らかい樹脂なども造形材料として用意。性質の異なる複数の樹脂を同時に積層することが可能で、硬質なプラスチック筐体に柔らかいゴム質のボタンがついたものも造形することができる。

「デスクトップシリーズ」「エデンシリーズ」「コネックスシリーズ」の3シリーズを用意する。

「デスクトップシリーズ」は2モデルをラインナップ。「オブジェット 24」の最大造形サイズはW234×D192.6×H148.6mmで積層ピッチは28マイクロメートル。「オブジェット 30」の最大造形サイズはW294×D192.6×H148.6mmで積層ピッチは16マイクロメートル、28マイクロメートル。

「エデンシリーズ」は4モデルをラインナップ。「エデン 250」の最大造形サイズはW250×D250×H200mm。「エデン 260V」の最大造形サイズはW255×D252×H200mm。「エデン 350V」の最大造形サイズはW340×D340×H200mm。「エデン 500V」の最大造形サイズはW390×D490×H200mm。いずれも積層ピッチは16マイクロメートル、30マイクロメートル。

「コネックスシリーズ」は4モデルをラインナップ。「オブジェクト260 コネックス」の最大造形サイズはW255×D252×H200mm。「コネックス 350」の最大造形サイズはW342×D342×H200mm。「コネックス 500」の最大造形サイズはW390×D490×H200mm。「オブジェット 1000」の最大造形サイズはW1000×D800×H500mm。積層ピッチは、「オブジェクト260 コネックス」「コネックス 350」「コネックス 500」の3モデルが16マイクロメートル、30マイクロメートル。「オブジェット 1000」は16マイクロメートル。