スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2013」。カシオブースのテーマは「THE SENSOR CHRONOGRAPH」。レポート前編ではG-SHOCKとBaby-Gを紹介したが、後編ではEDIFICE、OCEANUS、PRO TREK、SHEENをまとめて!!(記事中の写真はサムネイルのクリックで拡大表示)。

【レポート】BASELWORLD 2013 - リニューアルしたカシオブースで見たものは?(前編)

モータースポーツイメージを身にまとう「EDIFICE」にも方位計測機能!

モノトーンでまとめられたEDIFICEコーナー

レッドブルレーシングをサポートするなど、モータースポーツ・シーンでも活躍するメタルウオッチ「EDIFICE」。そのコーナーには、日本未発表の新製品「EQW-A1200」が展示されていた。

多機能クロノグラフに、G-SHOCK GW-A1100にも採用された新開発の方位センサーを搭載し、さらに耐振動構造を採用。この耐振動構造は、レッドブルレーシングのピットクルーからの「タイヤ交換時のレンチ振動に負けない時計を」とのリクエストに応えたもの。

衝撃吸収剤アルファゲルをモジュールの周囲に内装することで、一般的な時計では針やネジが外れたりしてしまうほどの振動に対しても、破壊や誤動作を防止する驚異の耐振動性能を実現した。ラップタイムは最大10本のメモリが可能。スマートアクセスを搭載し、りゅうず操作で簡単に各ラップや最速ラップを確認できる。

EQW-A1200の日本発売は未定とのことだったが、これだけ力の入った製品だけに、国内発表はそう遠くないと思われる。

日本未発表の新製品「EQW-A1200」

「EQW-A1200」はメインモデルのほかにも、シルバーベゼルやウレタンバンドモデル、ブラックIPモデルなどがバリエーションとして展示されていた。X型のブリッジを持つダイヤルとラグのデザインが特徴的

また、EDIFICEは海外市場でのブランド認知が特に高く、カシオメタルウオッチの看板的役割を担っていることもあり、日本国内では目にする機会のない海外市場専用アイテムが数多く展示されていた。こういった製品を目にできるのもBASELWORLDならではの魅力だ。

日本国内では目にすることができない海外専用モデルも数多く展示

日本国内でも販売されるEDIFICEのダイバーズウオッチ「EMA-100」。10時側のインダイヤルはタイドグラフ(潮汐表示)。価格は26,250円

ブース中央には、レッドブルレーシングのF1マシンが展示されていた。フロントノーズ基部のCASIOステッカーに注目!

レッドブル・レーシングとのタイアップモデル「EFR-528RB」(発売中、31,500円)

バーゼルスペシャルのMantaが魅せる「OCEANUS」

深海に届く青い光をイメージさせるOCEANUSコーナー

プレミアムラインの「Manta OCW-S2400」や「OCW-T2000」など、定番モデルの展示でまとめられていたOCEANUSコーナー。そんな中で特に来場者の足を止めていたのは、やはりバーゼルスペシャルとなる「OCW-S2450S」だ。

「OCW-S2400」以降、スパッタリング(高度な薄膜着色技術)採用で確立されたニュー・オシアナスブルー。そして、ローマンインデックスおよび都市コードの、大人の色気とでもいうべきピンクゴールドのコンビネーションが、従来のOCEANUSとはひと味違った魅力を放っている。スマートアクセスのりゅうずにセットされた8面カットの再結晶サファイヤの美しさも見どころ。6月発売予定、世界限定200個、価格は260,000円。詳しくは、別記事を参照いただきたい。

【レポート】BASELWORLD 2013 - カシオ「バーゼル特別仕様」続報(OCEANUS & PRO TREK編)
BASELWORLD 2013 - カシオ、神秘的な青が輝く「OCEANUS Manta」特別仕様

ブラックダイヤルとホワイトダイヤルの「OCW-T2000」

ニュー・オシアナスブルーとピンクゴールドのコンビネーションが魅力のバーゼルスペシャル。流れるようなサイドビューも美しい「OCW-S2450S」

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