スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2013」にて、カシオ計算機は「バーゼルスペシャル」となる腕時計を4モデル発表。ここではメタルウオッチ「OCEANUS」とアウトドアウオッチ「PRO TREK」の続報として、現地で収めた実機の写真をお届けしよう。

OCEANUSならではの美しい"青"に吸い込まれるプレミアムライン特別仕様

愛好者がじわりと増えているソーラー電波メタルウオッチの「OCEANUS」。そのプレミアムラインが「OCEANUS Manta」だ。バーゼルスペシャルとなる「OCW-S2450S」は、OCEANUSのブランドカラーでもある美しい"青"や、高質な素材、精緻な加工が見どころ。

フェイスデザインなどのベースとなっているのは「OCW-S2400」だが、都市コードリングの都市名、および12時/6時位置のやや大きなローマンインデックスには、ピンクゴールドを採用。言葉のイメージとは違い、このピンクゴールド、控えめな色合いがとても上品で、"OCEANUSブルー"とも良く似合う。以下の記事もぜひご一読いただきたい。

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OCEANUSの「青」と「ピンクゴールド」は、実はカメラ泣かせだったりする。環境光にもよるのだが、写真だとなかなか見た目と同じ色合いが出ない。この写真では青に深みがあり、ピンクゴールドがやや高彩度に写っている。特に「OCEANUSブルー」は光や角度でさまざまな表情の「青」を見せて非常にキレイなので、ぜに店頭で「OCW-S2400」をチェックしてみて欲しい。また、デザイナーが「日本刀のような流れるライン」を狙ったというケースデザインと加工の美しさにも注目だ


最高峰モデルをより格調高く仕上げた「PRO TREK MANASLU」特別仕様

アウトドアウオッチのPRO TREKからは、やはりプレミアムライン「MANASLU」のバーゼルスペシャル「PRX-7000G」がお目見え。チタン素材を用いたバンドやベゼルに、ゴールドIP(イオンプレーティング)加工。こちらも控えめな輝きのゴールドなので、上品さ、格調の高さ、気高さを身にまとっている。ケースは少々大ぶりだが、軽量なチタンを使っていることで、手に持つとその軽さに驚く。

ベースモデルは「PRO TREK MANASLU」シリーズの「PRX-7000T」で、プロ登山家の竹内洋岳氏が開発に携わっている。竹内氏といえば、2012年5月、日本人として初めて「8,000m峰14座完登」を達成した登山家だ。PRX-7000Tは3種類のセンサーを搭載し、方位気圧/高度、温度を計測。その結果は時針・分針・秒針でアナログ的に表現され、直感的に把握しやすい。

BASELWORLD 2013 - カシオ、格調高いゴールドで彩った「PRO TREK」特別仕様
プロ登山家・竹内洋岳氏の"8,000m峰14座"登頂達成「PROTREK」記念モデル
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日本人初の"8,000m峰14座"完登を達成したプロ登山家・竹内洋岳

写真では光の加減でゴールドを強調しているが、実際は重厚感のあるたたずまいだ。文字板やボタンの「黒」が全体を引き締めており、普段使いにも嫌みがなく、ダークグレーや黒のスーツとも相性がいい