NECパーソナルコンピュータは14日、第4世代のIntel Core プロセッサー(開発コード名:Haswell)搭載機を含む2013年夏モデルPCを発表した。ノートPCでタッチパネル採用機が復活したほか、IPS液晶搭載機が全体(42機)の半数以上(23機)を占めた。

ソフト面については、春モデルにおけるMicrosoft Office 2013ほどのインパクトを持ったトピックこそないが、タッチ操作に対応したWindows ストア アプリを追加。「ニッセン スマートカタログ」や「シュフーチラシアプリ」「クックパッド」といった生活に密着したものがスタート画面に登録されている。

また、スマートフォンやタブレットとの連携については、写真の共有や録画番組を持ち出す機能を引き続きサポート。AV家電との連携については、PCに保存した写真や動画を必要に応じてトランスコードしながら、DLNA対応テレビで表示・再生する機能を追加している。

なお、同社の直販サイト「NEC Direct」専用モデルも同時発表。よりハイスペックな構成へのカスタマイズ、Windows 8 ProやMicrosoft Officeのバージョンの選択などが可能となっている。

店頭販売モデルはすべてオープン価格、Haswell搭載機など一部の機種を除き、5月16日より発売される予定。その概要は下記のとおり。

上位モデルにHaswell、タッチパネルが復活した「LaVie L」

LaVie L LL750/MS

高性能スタイリッシュノートPCと同社が位置づける「LaVie L」は、この夏モデルでもっとも進化を遂げた製品だ。「LL850/MS」では第4世代のIntel Core プロセッサーを搭載。姉妹機の「LL750/MS」ともどもディスプレイはタッチ操作に対応する。店頭予想価格は「LL850/MS」が200,000円前後、「LL750/MS」が190,000円前後。


薄型化を進めた「LaVie S」、上位モデルはタッチ対応に

LaVie L LS550/MS

15.6型スリムオールインワンノートPCの「Lavie S」。夏モデルでは上位機「LS550/MS」にタッチ機能が復活。より薄型の新しいデザインを採用している。店頭予想価格は「LS550/MS」が165,000円前後、「LS350/MS」が130,000円前後、「LS150/MS」が110,000円前後。


新型きょう体にHaswellを載せた「VALUESTAR L」

VALUESTAR L VL750/MS

スリムタワー型の本体と液晶ディスプレイをセットにしたセパレートデスクトップの「VALUESTAR L」。新型きょう体の上位モデル「VL750/MS」に第4世代のIntel Core プロセッサーを搭載する。店頭予想価格は「VL750/MS」が215,000円前後、「VL150/MS」が115,000円前後。


TV機能が充実した液晶一体型PC「VALUESTAR N」

VALUESTAR N VN770/MS

「VALUESTAR N」は、WチューナーとIPS方式の液晶を搭載する上位機と中位機、シングルチューナーのエントリー機、さらにその下にTV機能非搭載機が登場した。店頭予想価格は、上位の「VN770/MS」が205,000円前後、中位の「VN570/MS」が170,000円前後、エントリー向けの「VN370/MS」が135,000円前後、TV機能非搭載の「VN350/MS」が115,000円前後。


「LaVie Z」と「LaVie E」はプリインソフトのみ変化

13.3型Ultrabookで世界最軽量をうたう「LaVie Z」、エントリー向けのCeleron搭載ノートPC「LaVie E」は、ハード面は春モデルから変化なし。プリインストールソフトが夏モデルの内容となる。店頭予想価格は「LZ750/MS」が175,000円前後、「LZ550/MS」が150,000円前後、「LE150/M2」が96,000円前後、「LE150/M1」が93,000円前後。

LaVie Z LZ750/MS

LaVie E LE150/M2

また、「LaVie X」および「LaVie M」、「LaVie Y」、「VALUESTAR W」は春モデルが継続販売される。