ディーアンドエムホールディングスは、デノンブランドより、AVサラウンドレシーバーのエントリーモデル「AVR-X1000」「AVR-X2000」を発表した。発売は5月中旬。希望小売価格はAVR-X1000が55,650円で、AVR-X2000が84,000円。

「AVR-X1000」(左)と「AVR-X2000」(右)

AVR-X1000は5.1chモデルで、AVR-X2000は7.1chモデル。いずれもオーディオ部分には、192kHz/24bitに対応したD/Aコンバーターや、新型のオペアンプ、オーディオ専用のコンデンサーを採用する。また、スピーカーターミナルを、各チャンネルごとにカラーリング。さらにケーブルの差込口を上方向とし、横一列に配置することで、接続を容易にした。AVR-X2000では、7チャンネルあるスピーカー出力のうち、サラウンドバックチャンネルをゾーン2用として使用することもできる。定格出力はAVR-X2000が各チャンネル95Wで、AVR-X1000は各チャンネル80W(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.08%)。

「AVR-X1000」(左)と「AVR-X2000」(右)の背面端子

音場補正機能には「Audyssey MultEQ XT」を採用。複数のポイントで測定を行うことで、より正確に部屋の特性を解析し、さらに複数人で視聴する場合でも十分なサラウンド効果が得られる、広いリスニングポイントを実現する。

ユーザーインタフェースには、日本語表示に対応したOSDを採用 コンテンツの再生中に、効果を確認しながら設定を行うことができる。なお、OSDの画面は、AVR-X1000ではSD解像度で作られているが、AVR-X2000ではフルHDで作られている。また、「Denon Remote App」にも対応しており、iPhoneやAndroid端末などからの操作も可能だ。

DLNA 1.5やAirPlay、インターネットラジオに対応するネットワーク機能も搭載。DLNAでは、192kHz/24bitのFLAC/WAVファイルの再生にも対応している。フロントパネルには、USBポートを装備。iPhone/iPodのデジタル接続が可能で、充電にも対応する。USBポートからも、192kHz/24bitのFLAC/WAVファイル再生が可能だ。

HDMI端子は、AVR-X2000が入力7系統(フロント1系統)/出力1系統で、AVR-X1000が入力5系統(フロント1系統)/出力1系統。AVR-X2000では、4K、3D、ARC、DeepColor、x.v.Color、Auto Lip Sync、HDMI CECコントロールに対応する。SD画質やフルHD画質の映像を、4Kにアップスケールすることも可能だ。AVR-X2000のHDMI端子は、3D、ARC、DeepColor、x.v.Color、Auto Lip Sync、HDMI CECコントロールに対応する。

本体サイズは、AVR-X2000がW434×D330×H167mmで、AVR-X1000はW434×D330×H151mm。重量は、AVR-X2000が9.5kgで、AVR-X1000は8.2kgだ。消費電力は、AVR-X2000が500Wで、AVR-X1000は390Wとなっている。