ソニーは4月11日、液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」の4Kに対応した新シリーズ「X9200A」を発表した。ラインナップは、65V型の「KD-65X9200A」と55V型「KD-55X9200A」の2モデル。発売は6月1日。価格はオープンで、推定市場価格は、KD-65X9200Aが750,000円前後で、KD-55X9200Aが500,000円前後。
X9200Aシリーズは、2012年11月に発売された「KD-84X9000」に続く4K対応モデルの第二弾。
映像エンジンはKD-84X9000と同様に「4K X-Reality PRO」を採用。4Kネイティブ映像の表示だけでなく、2段階のデータベース型超解像処理により、フルHD映像から4Kへの高品位なアップスケールも可能だ。さらに、エッジライト式のLEDバックライトを採用した「トリミナスディスプレイ」で、より自然に近い色とグラデーションを実現している。
パネルの倍速駆動とバックライトコントロールを組み合わせた「Motionflow(モーションフロー) XR240」を採用しており、3D映像にも対応する。3D表示の方式はメガネに駆動部や電源がないパッシブ式だ。
サウンド部分では、ウーファーユニットに2012年2月に発売されたBluetoothスピーカー「SRS-BTX500」でも採用された「磁性流体スピーカー」を採用。アンプはフルデジタルのS-Masterで、実用最大出力は12.5W×2+20W×2だ。「S-Force フロントサラウンド3D」により、テレビ本体だけでリアルなサラウンド再生が可能だ。KD-84X9000と同様のサイドスピーカースタイルを採用しており、映像と一体化したサウンドを楽しめる。
ネットワーク機能も充実。「SEN(ソニーエンタテインメントネットワーク)」やソニールームリンク(DLNA)、「TV SideView」などに対応する。
チューナーは、地上デジタル/BS/110度デジタル×各2基を搭載。2画面の同時表示のほか、USB HDDへの録画機能も装備する。
接続インタフェースは、HDMI入力×4系統(側面×1系統/背面×3系統)、D5×1系統、コンポジット×1系統を搭載。そのほか、USBポート×3基、LAN端子×1基、ヘッドホン出力×1系統、光デジタル音声出力×1系統を備える。HDMI端子はMHLにも対応しており、スマートフォンの映像を大画面で楽しむこともできる。
本体サイズは、KD-65X9200AがW1,682×D405×H903mmで、KD-55X9200AがW1,463×D405×H778mm。重量はKD-65X9200Aが46.4kgで、KD-55X9200Aが34.5kg(スタンド込み)。