とことんカスタマイズできる柔軟さが魅力

NEC Directの直販モデル「LaVie G」のカスタマイズモデルには、豊富なオプションが用意されている。用途や予算に合わせてパーツ構成を自由に選択できる。「LaVie G タイプL」では、CPUにIntel Core i7-3740QM(2.7GHz)とIntel i7-3630QM(2.4GHz)、Intel i5-3230M(2.6GHz)の3種類を用意。それぞれの違いは以下の表のとおりだ。

各CPUの主な違い

プロセッサ名 Intel Core i7-3740QM Intel Core i7-3630QM Intel Core i5-3230M
動作周波数 2.7GHz 2.4GHz 2.6GHz
最大周波数 3.7GHz 3.4GHz 3.2GHz
コア数 4 4 2
スレッド数 8 8 4
キャッシュ 6MB 6MB 3MB
TDP 45W 45W 35W

Core i7-3740QMはCore i7-3630QMに比べて周波数で勝る以外にも、インテル vPro テクノロジーといったビジネスマシン向けの機能に対応しているメリットがある。クアッドコアを利用したより高度な処理を行うなら、スペックの高いCPUを選んだほうがいいだろう。

メモリ容量については4/8/16GBから選択可能。現在のところは一般的な使い方なら4GBでも十分。しかしこれから先メモリを大量に消費するソフトやサービスが登場すると思われ、予算が許す限り容量は増やしておいたほうがいい。安上がりに済ませたいなら、自分で増設するのもアリだ。

ストレージには750GB/1TBのHDD(いずれも5400回転/分)が用意されている。オプションでテレビ機能を選択しないなら、32GBのキャッシュ用SSDも追加可能だ。なお、キャッシュ用SSDは、システムを高速化する技術「Intel Smart Response Technology」用となる。

試用機に搭載されていた1TB HDDのパーティション構成。回復用に19GB程度利用されている

Cドライブ(左)とDドライブ(右)で利用可能なそれぞれの容量

HDDとSSDについては、底面のフタを開けることで、自分で換装することも可能だ。ただしパーツ交換による不具合はメーカーの保証外となるので、自己責任で行なおう。

底面下部にはHDDが配置されている(左)。中央にある大きめのフタを開けると、SSDとメモリを交換可能だ(右)

「Crystal Disk Info」によるキャッシュ用SSD(左)とストレージ用HDDの情報(右)

光学ドライブには、DVDスーパーマルチドライブかBDXL対応のBlu-ray Discドライブを選択可能。またOfficeスイートとして「Microsoft Office Personal 2013」または「Microsoft Office Home and Business 2013」のプリインストールもオーダーできる。

光学ドライブにはDVDスーパーマルチドライブかBlu-ray Discドライブを選択可能

プリイインストール可能なOfficeは2月に発売されたばかりの最新版だ

通信機能としては1000BASE-Tの有線LANとIEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANに標準対応。Bluetooth4.0+HSはオプションで追加可能だ。そのほかのオプションとしてはデジタル3波が視聴可能なワイヤレステレビ機能が用意されている。

インタフェース類には、USB 3.0端子×4とUSB 2.0端子×1、映像出力用にD-Sub端子とHDMI端子を用意している。メモリカードスロットの対応メディアは、SD/SDHC/SDXC、メモリースティック デュオ/PRO-HG デュオだ。

LaVie G タイプLの前面。左からデュアルメモリスロット、ワイヤレススイッチと並ぶ

背面には、左からUSB 2.0、DCコネクタ、USB 3.0が用意されている

右側面。音量調節つまみ/消音ボタン、USB 3.0×2、光学ドライブが配置されている

左側面。D-Sub、有線LAN、HDMI、USB 3.0(パワーオフUSB充電機能対応)、ヘッドフォン端子と並ぶ

付属のACアダプタは、W133.5×D59.5×H31.6mmとやや大きめ。重量は400g程度だ

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