米Microsoftは18日 (現地時間)、Windows Updateの自動更新機能を用いた「Windows 7 Service Pack 1 (SP1)」の提供を3月19日 (同)から開始することを明らかにした。SP1を導入していないWindows 7 RTM (Release To Manufacturing: 製造工程)版を対象に、数週間をかけてロールアウトする。

Windows 7 SP1は2011年2月22日にリリースされた。MicrosoftがWindows 7ユーザーに提供してきたアップデートやセキュリティ修正プログラムをひとまとめにしたService Packである。一般提供開始から2年以上が経過しており、すでにWindows Updateにも含まれるが、これまではユーザーによるインストールの選択が必要だった。今後はMicrosoftの管理ツール (SCCMやWSUS Serverなど)で管理されていない一般用のWindows 7 PCにおいて、自動更新機能が有効になっていれば、自動的にSP1にアップデートされる。更新には34bit版で750MB、64bit版で1050MBのディスクスペースが必要になる。

Windows 7 SP1はすでにWindows Updateで提供されているが、これまではユーザーによる更新の選択が必要だった

現行のMicrosoftのライフサイクルポリシーでは、Windows 7 RTM版のメインストリームサポートが3週間後の2013年4月9日で終了する。Windows 7 SP1の終了日は2015年1月13日だ (延長サポートは2020年1月14日まで)。