マカフィーは21日、日本における「2012年の家庭でのセキュリティ実態」の調査結果を発表。スマートフォン、タブレット端末の普及によって、家庭での管理者を自認する"お父さん"の負担が増大していることが明らかになった。

2012年11月28日から29日にオンラインで実施された同調査の対象は20歳から59歳の男女628名。8割弱が家庭を持ち、そのうち7割以上が「セキュリティに関心がある」と回答。また、男性の9割が家庭内のインターネットセキュリティ管理者は自分自身と認識している。

しかし、PCには約80%の人が「セキュリティソフトをすべての機器に導入している」一方で、スマートフォンおよびタブレットについては約28%が「セキュリティソフトを導入していない」、30%以上が「わからない」と回答。家庭内における端末の種類や数が増えると同時にパーソナル化が進行したため、"お父さん"一人で管理することが困難になりつつある現状が垣間見える。

家庭内における端末ごとのセキュリティ導入状況 (McAfee Blogより)

こうした状況に対し、同社のブログでは「家庭内でインターネットに接続できる端末の数を把握する」「あらためて家族でインターネットや端末の使い方を見直す」「常に最新の情報をチェックし、家族のアドバイザーになる」「インターネットに接続する端末に脅威対策を検討・導入する」、このように"お父さん"に4つのステップを提案している。