より高い査定を得るためのコツは

さて、前項でいきなりHDDの消去から話を始めてしまったが、実際の買い取りの流れでは、その前に「査定」を行って、ユーザーが売り渡しを承認する必要がある。買い取り金額の上限は同社Webページで確認できる。この上限金額から"不備"による減額が見極められ、買い取り価格が提示される訳だが、ユーザーにとっては「いかに高く(減額されずに)売れるか」が気になるところだ。

担当者によって査定がブレないようシステムとして確立

良査定のポイントは、上限価格を確認、キズ・汚れなし、備品完璧、出荷時のパーツに戻すの4つ

査定についても独自のシステムが確立されており、5段階にランク分けされたキズの度合い、欠品物のひとつひとつに明確な減額基準が定められている。ちなみに、無傷で備品も完璧に揃った減額なしのPCは全体の30%。裏を返せば、70%は減額の対象となっているのだが、欠品で多いのは「Officeのインストールメディア」とのこと、買い取りに出す際は今一度確認を。

購入後3年がひとつの目安

増設メモリが逆に減額対象に キズのランクは5段階に分類される

また、メモリの増設やHDDの換装などユーザーが行った改変についても、減額の対象となる。これは、「出荷時の仕様に戻すことがリフレッシュPCの基本」であるためで、同社製PCの製造を手がける山形県米沢事業所のデータベースと連携し、PCのシリアルナンバーを入力すれば出荷時の仕様がすぐにわかる仕組みが構築されている。

売り時に関しては、2~3年というのがひとつの目安となるだろう。とくにデスクトップPCは3年を過ぎると急落する傾向にある。

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