プラグインも64ビット対応が必要
Waterfoxを使ううえで、注意しなければならないことがある。プラグインなどもすべて64ビット版を使う必要がある。Waterfoxの公式ページでは、それらも紹介している。図2の[PLUGINS]を選ぶ(図11)。
見てわかるように、Flash Player、Java、Silverlightの3つのプラグインがある。ここでは、Silverlightをインストールしてみよう。[Download Now]をクリックすると、マイクロソフトのダウンロードページに移る(図12)。
あとは[クリックしてインストール]をクリックすると、Silverlight_x64.exeというファイルがダウンロードされる。あとは、インストールを行えばよい。実際に、Silvelightが使われているページを表示したのが、図13である。
同様に他のプラグインもインストールしておきたい。
PDFビューワを有効にする
Webを閲覧する際に、必要となるプラグインにAdobe Acrobatがある。PDFファイルを表示するためのプラグインである。残念ながら、こちらは64ビット版の提供はまだのようである。その対処方法を紹介しよう。Firefox 15以降では、HTML5とJavaScriptを使ったPDF表示機能がサポートされた。まだ、完全ではなく、一部不具合があるが、この機能を有効にしてみよう。日本語化と同じく、アドレスバーにabout:configと入力する。日本語化しているのであれば、日本語で警告がでる。[細心の注意を払って使用する]をクリックし、pdfjs.disabledを検索する。表示されたpdfjs.disabledをダブルクリックで、値を「false」にする。
about:configを閉じ、Waterfoxメニューの[オプション]→[プログラム]タブを選ぶ。ここで、[PDF文書(PDF)]をプルダウンメニューから、[Waterfoxでプレビュー表示]を選ぶ(図15)。
以上で、設定は完了である。実際にPDFを表示したのが、図16である。
筆者の試した範囲では、縦組の文書などがうまく表示できなかった。Firefoxでは次期バージョン19で、PDFビューワの搭載が予定されている。次期バージョンに期待したいところである。
Firefoxとの併用などについては、以前の記事を参照してほしい。Waterfox用の日本語化を行ったので、FirefoxのメニューがWaterfoxとなる点が前回と異なる。Waterfoxをインストールしたのであれば、Firefoxを使うことも少ない、そんなに大きな支障にはならないだろう。Firefox自体が64ビット化されれば、Waterfoxの役目は終わるのかもしれない。それまでは、Waterfoxのリリースを期待したいものだ。