任天堂は、1月23日に配信された「Wii U Direct Nintendo Games」にて、2013年春よりWii Uのバーチャルコンソールのサービス開始と、ファミコン生誕30周年記念キャンペーンの展開を発表した。

「Wii U Direct Nintendo Games」番組内にて、バーチャルコンソールの展開やファミコン30周年記念キャンペーンが発表された

バーチャルコンソールとは、任天堂の据え置き型ゲーム機(WiiU、Wii)ならびにニンテンドー3DSを対象とするサービスで、かつて発売されていた一部のゲームをダウンロードしてプレイできるサービス。今春のWii U本体更新に際して、Wii Uでのサービスがスタートする。

Wii U版のバーチャルコンソールは、Wii版のタイトルを移植するのではなく、新たに制作したものが展開される。そのため、すぐにWiiと同様のラインナップが揃うわけではなく ファミリーコンピューターやスーパーファミコンのソフトから順次リリースしていく予定だという。また、それらに加えて、これまでリリースされていないゲームボーイアドバンスの作品も追加されていくことも発表された。

また、Wii U版の同サービスでは、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールに搭載されていた「まるごとバックアップ機能」を採用。Wii U GamePadのみでのプレイも可能で、Wii U内蔵のネットワークサービス「Miiverse」にも対応するという。Wii版のバーチャルコンソールのタイトルを購入し、Wii Uにデータの引っ越しを行った場合、Wii U版のタイトルは優待価格(ファミリーコンピューターのタイトルは100円、スーパーファミコンのタイトルは150円)で購入することができる。

なお、ファミリーコンピューター生誕30周年を記念して、Wii Uのバーチャルコンソールの有名タイトルを、30周年記念特別価格の30円で販売するキャンペーンもスタート。特別価格が適用されるタイトルは月替わりとなり、30日限定で提供される。

同キャンペーンの対象タイトルは、バーチャルコンソールの提供前であってもダウンロードが可能。1月は「バルーンファイト」(すでにダウンロード可能)、2月は「ファイアーエムブレム 紋章の謎」、3月は「MOTHER2 ギーグの逆襲」、4月は「星のカービィ 夢の泉の物語」、5月は「スーパーメトロイド」、6月は「ヨッシーのたまご」、7月は「ドンキーコング」となっている。

ちなみに、3月のタイトル「MOTHER2 ギーグの逆襲」に関して、3月20日に同タイトルの開発に携わった糸井重里が「Miiverse」の「MOTHER2コミュニティ」に登場するイベントが開催されるという。。