Ivy Bridgeがローエンドに拡大

Intelの「Celeron G1610」は、Ivy Bridge世代のローエンドCPU。これまで、22nmプロセスのIvy Bridgeでは、Pentium以上で製品がラインナップされていたが、Celeronとしてはこれが初めて。価格は4,000円前後と安く、ローエンドからハイエンドまでが、Ivy Bridgeでカバーされた形だ。

新発売の「Celeron G1610」(右)と「Core i3-3210」(左)

Celeron G1610のsSpecは「SR10K」。Ivy BridgeがついにCeleronにも

Celeron G1610は、2コア/2スレッドのLGA1155向けCPU。動作クロックは2.6GHz、キャッシュ容量は2MBで、TDPは55Wだ。すでに発売されているPentium G2120に比べ、動作クロックが抑えられているほか、キャッシュも3MBから削減されているものの、価格がほぼ半分と非常に安価なのは魅力だ。内蔵グラフィックスの性能に特に違いはない。

このほか、Ivy Bridge世代の新CPUとして、Core i3-3210のほか、Pentium G2130/G2020/G2020T、Celeron G1620/G1610Tも登場している。「T」付きモデルはTDP 35Wの省電力バージョンとなっており、こちらも人気が出そうだ。

比較的安価なシングル向けXeon

Intelのサーバー向け6コアCPU「Xeon E5-1650」のバルク版が、PC DIY SHOP FreeTにて新発売。動作クロックは3.2GHz(ターボ時3.8GHz)で、TDPは130W。シングルソケットのLGA2011向けCPUで、動作クロックなどのスペックはCore i7-3930Kと同等だが、ECCメモリー対応で、最大375GBまで利用できるという点で面白いだろう。価格は57,800円。

Sandy Bridge-EPコアの「Xeon E5-1650」。sSpecは「SR0KZ」となる

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