今年2月にスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congressを前に、Samsungの次期主力スマートフォンとなる「Galaxy S IV」に関する噂が広がり始めている。おそらくは現行バージョンと比較して全体に大幅な機能強化が行われるとみられ、しばらくは同端末を狙うユーザーらの注目を集めることになりそうだ。

これら噂のまとめはTechCrunchのものが詳しい。Samsung Electronicsは今年1月のCESでARM Cortex-A15ベースでオクタコア(8コア)のExynos 5プロセッサを発表しているが、この派生品が搭載される可能性がSamMobileより指摘されている。もっとも、先代のGalaxy S IIIでは販売地域やコンフィグレーションによって異なるSoCやチップセットが採用されていたため、S IVでも同様の方針を採る可能性がある。

AnandTechによれば、Samsungは5インチで440ppiのディスプレイをGalaxyに搭載するロードマップを発表しており、このスペックのディスプレイを搭載した製品が今年2013年第1四半期にも予定されているという。初代Galaxy Sと次のS IIが発表されたのは、ともに米国で開催されているCTIA Wirelessの場で、シーズン的には3月だった。だが昨年2012年のCTIA Wirelessは開催時期が5月後半にずれ込んだこともあり、3代目のS IIIはSamsungが英ロンドンで独自開催したイベントで発表されることになった。こうした経緯からいけば、S IVの発表も3~5月のいずれかのタイミングとみられるが、一方で今年のMWCの場で発表されるという関係者の話を報じるメディアもあり、まだ不明な部分が多い。このほか、TechCrunchのまとめによれば「2GBメモリ」「1300万画素カメラ」「ワイヤレス充電Qiのサポート」などが掲げられている。

(記事提供: AndroWire編集部)