低価格モデルを拡充したソニー

米Sonyは、「Cyber-shot(サイバーショット) WX80」「Cyber-shot W730」「Cyber-shot W710」「Cyber-shot TF1」「Cyber-shot H200」の5機種を発表。

特徴的なモデルとしてはWX80があり、199ドルと低価格ながら、有効1,620万画素のExmor R CMOSセンサー、35mm判換算25mmスタートの光学8倍ズームレンズ、Wi-Fi(無線LAN)機能を搭載した。無線LANとスマートフォン側のPlayMemories Mobile Appを使うことで、簡単に画像転送や画像共有が行える。カメラを振るだけで360度のパノラマが撮影できるスイングパノラマ機能も新搭載。

「Cyber-shot WX80」

本体上部

TF1は、タフネスモデルながら、スタイリッシュでコンパクトなデザインを採用した。10mまでの防水、防塵、1.5mまでの高さからの落下に耐える耐衝撃などのタフネス性能を誇る。有効1,610万画素のCCDセンサーを搭載。360度のスイングパノラマも備える。

「Cyber-shot TF1」

レッドモデル

アクセサリのプロテクター

米国での発売は2月で、価格は199.99ドル。

Android搭載レンズ交換式デジカメ - Polaroid

米Polaroidが出展していたのは、OSにAndroidを採用したレンズ交換式デジカメ「iM1836」。最新のAndroid 4.1を採用し、有効1,810万画素、無線LAN、HDビデオ、パノラマ撮影などの機能を備えており、10-30mmのレンズが同梱されるようだ。

Android搭載のレンズ交換式デジカメ

本体上部

特徴的なのは、撮像素子を本体ではなくレンズ側に搭載した点。Android搭載を含めてアプローチとしては面白い。考え方としてはリコーのGXRにも近いが、レンズごとにセンサーを変えるといったアプローチではないようだ。

撮像素子はレンズ側にある

本体背面。タッチパネルで操作でき、UIはAndroidのもの

開発自体は、これまでもPolaroidのデジカメを開発する米Sakarが担当。Android部分は日本企業が担当するなど、複数企業が担当しており、カメラ自体は台湾のODMが開発しているようだ。

現時点ではAndroid 4.0.3を搭載していた

センサーサイズは、Polaroid側はフォーサーズ(4/3型)サイズになるとしているが、Sakar側の説明員は1型になる、という。Polaroidはテレフォトレンズを含めた複数のセンサー内蔵レンズを開発するとしているが、Sakarはまずはセンサー内蔵のマウントアダプタを提供したい、としている。

センサーを内蔵したマウントアダプタを提供することで、既存のさまざまなメーカーのレンズが装着できるようにするのが狙い。Sakar自身はキヤノンやニコン、フォーサーズなどのさまざまなレンズが対応できるようになると説明している。

Polaroidは2012年のCESでAndroid搭載のコンパクトデジカメを出展していたが、結局発売はされなかった。今回のiM1836も第2四半期の終わりには発売したいとしているが、実際にどうなるかは未知数。Sakarでは、4G対応端末の開発も検討しており、Polaroid以外からの発売も想定しているそうだ。