パナソニックは12月19日、ホームスマートフォン「VS-HSP200S」を発表した。発売は2013年2月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は43,000円前後。

タブレット+固定回線の組み合わせ「VS-HSP200S」

一般的なタブレットでは、Wi-Fi(無線LAN)ないし携帯電話回線を利用して外部にアクセスするが、VS-HSP200SではWi-Fi+固定電話回線という組み合わせを採用する。

本製品は、タブレットである「カラーモニター子機」と、電話回線に繋げる「充電台」、「コードレス子機」の3ユニットから構成されている。充電台とカラーモニター子機・コードレス子機の間はDECT準拠方式で接続される。また、実用的な運用にはWi-Fi環境の構築も必要だ。

カラーモニター子機は通常のタブレット端末のように動画プレーヤーや音楽プレーヤー、ブラウザなどの機能を使用できるだけでなく、固定電話回線のサービスであるファクシミリの送受信も可能。受信したファクシミリの内容は、画面で確認できるだけでなく、「Epson iPrint」に対応したエプソン製プリンタから、ネットワーク経由で印刷することもできる。また、ドアホン子機機能も搭載しており、ドアホンの応対、も可能。センサーカメラや窓センサーとの連携にも対応する。

カラーモニター子機では、動画や音楽の観賞、ウェブブラウジングのほか、Skype通話を行うこともできる

プラットフォームはAndroid 2.3で、CPUはMarvell MMP2(ARMADA610)ARMv7プロセッサ(800MHz Single core)。内蔵メモリは4GB(うちユーザーエリアは約2GB)だ。画面サイズは7V型で、画素数は800×480ドット。対応する無線LANの方式はIEEE802.11b/g/nとなっている。

カラーモニター子機のサイズは約W213×D46×H132mmで、重量は約590g。バッテリーは、専用リチウムイオン充電池で、約4.5時間でフル充電可能。電池持続時間は、通話時で約2時間、ビデオプレーヤー使用時で最大2.5時間、音楽プレーヤー使用時で約5時間、待機時で約15時間(待ち受け時)となっている。