Cypress Semiconductorは、同社タッチスクリーンコントローラファミリ「TrueTouch Gen4」の新製品「Gen4X」を発表した。

同製品は、インセル型およびSLIM単層構造型の両方をサポートすることで、新興国市場向けの量産品に求められるシステムレベルの安価な価格を実現することが可能。従来の「Gen4」製品は、ノイズの多い環境においても性能を発揮したが、「Gen4X」は、製品ファミリのアナログフロントエンド(AFE)を改善することでサイズの最小化を図りながらも、充電器ノイズ耐性を2倍に向上させることに成功した。

また、周波数が1~500kHz、最大15Vp-pの充電器ノイズに対する耐性を備えている他、0.5mmのカバーレンズと22mm幅のフィンガー検出が可能。さらに、オンチップ10V Txおよび独自のTx-BoostマルチフェーズTxソリューションを提供する技術により、信号対ノイズ比を高めることができる。

加えて、防水加工技術などのカスタマイズが可能で、「Gen4」全ファミリにおいて、タッチスクリーン上の湿気や濡れた指の影響を受けずに動作する。これは、同一チップ上で自己容量検出と相互容量検出の両方を実現する、特許出願中のサイプレス独自術によって実現しているという。

「Gen4X」では、従来ファミリと同じく32ビットARM Cortexコアを採用しており、スピードと低消費電力の組み合わせを最適化しているため、150Hzのリフレッシュレートと、COMポートのアドレスマッチによりディープスリープモードの消費電力4.5μWを実現できるほか、最大5型スクリーンにおいて理想的なセンサピッチを実現する最大36の静電容量検出I/Oを提供しており、スタンドアロンCapSenseタッチセンスボタンのサポートしている。

なお、パッケージは、28センスI/O付きが5mm角の44ピンQFN、33センスI/O付きが5mm角の44ピンQFN、36センスI/O付きが6mm角の48ピンQFNとなる予定。すでに、主要顧客向けにサンプル出荷を開始している。主要顧客への量産出荷は2013年の第1四半期を予定している。

タッチスクリーンコントローラファミリ「TrueTouch Gen4」の新製品「Gen4X」