MediaTekは12月11日(台湾時間)、ARMのクアッドコアCortex-A7を搭載したスマートフォン/タブレット向けSoC「MT6589」を発表した。

同製品はCortex-A7のほかに、同社のadvanced multi-mode UMTS Rel. 8/HSPA+/TD-SCDMAモデムやGPUとしてImagination Technologiesの「PowerVR 5XT」を統合したDual-Active機能であるDual-SIMをサポートするHSPA+スマートフォン・プラットフォーム。

28nmプロセスで製造され、1080p 30fps/30fpsの低電力消費のビデオ再生と録画、統合ISP付きの13M画素カメラ機能、フルHD(1920×1080)への対応などが可能なほか、ステレオ3Dカメラや、リアルタイムの2Dから3Dへの変換、3Dユーザーインタフェースへの最適化などが可能な同社の「Cool 3D」製品スイートをサポートする。

なお、同製品はすでに複数のスマートフォンへの搭載が決定しているとのことで、搭載したスマートフォンは早ければ2013年第1四半期に発売、出荷される見込みだという。