Game Center |
Patently Appleの12月4日(米国時間)の報道によれば、米特許商標庁(U.S. Patent and Trademark Office: USPTO)はAppleが申請していた2つの商標を認めたという。1つはGame Centerのアイコンデザインで、もう1つは高精細ディスプレイを意味する代表的なキーワードとなりつつある「Retina」だ。
Game CenterはAppleがiOSやOS Xユーザー向けに提供しているゲーミングプラットフォームで、ここを介して友人同士とのゲームのマッチングやスコア記録、チャットなどを楽しむことができる。アイコンはチェスの駒、野球道具、ロケット、ダーツの4種類のマークがあしらわれたデザインとなっており、これが商標として認められた。
一方のRetinaは、2010年にiPhone 4が発表された際に、初めて高精細ディスプレイを表現するキャッチフレーズとして用いられた。「Retina(網膜)」というキーワードが表すように、網膜が認識できる限界に近い高精細さを持つディスプレイという意味合いを持っており、後にiPadやiPod touchのほか、Mac製品においても「MacBook Pro with Retina Display」という名称で高精細ディスプレイが搭載され、Retinaというキーワードが用いられるなど、最近のAppleを代表するフレーズの1つになりつつある。「高精細ディスプレイ≒Retina」と認知されることが多かったため、他社製品が高精細ディスプレイを採用された際にも「Retina」という表現が用いられるケースが見受けられるなど、Appleの商標でありながら表記に混乱をもたらすほど業界や一般にインパクトを与えたものだったといえる。