LGエレクトロニクス・ジャパンは20日、都内で「LG Mobile Design Competition 2012」の授賞式を開催した。同コンペティションは将来のデザイナーを支援する目的で開かれているもので、今年で5回目。当日はグランプリ以下各賞の発表や、受賞作品のモックアップ展示が行われた。

LG Mobile Design Competition 2012の受賞者と審査員

今年のテーマは、昨年に引き続き「私の形態」。2013年~2014年の商品化を目指すスマートフォン「Realistic部門」と、5年後を見据えた未来のスマートフォン「Idealistic部門」の2部門に分けて、理想とするスマートフォン作品を公募した。全国から、320点の応募があったという。授賞式に先立ち、LGエレクトロニクス・ジャパン代表取締役の李揆弘氏が登壇し挨拶した。李氏は「デザインは、端末を差別化する最も重要な要素。LG電子では、2005年頃からデザインにこだわった製品の開発をはじめている。グローバルで見れば、現在14社ほどがスマートフォンを開発しているが、デザインにこだわっている企業はまだ多いとは言えない」と所感を述べた。

LGエレクトロニクス・ジャパン代表取締役の李揆弘氏は「当コンペを日本で一番大きなデザインアワードに育てたい」という理想を口にした

ブロンズ賞は4作品

最終選考に残ったのは10作品。Realistic部門でブロンズ賞に輝いたのは玉川裕子さんの「smart folder phone」、平賀直武さんの「THE PERFECT WHITE」、Idealistic部門でブロンズ賞に輝いたのは前川光明さんの「Tip of Iceberg」、松田優さんの「layer3」だった。各受賞者には賞金10万円と賞状などが贈呈された。

様々なアプリをタイプ別に分類しフォルダ管理できる、smart folder phone

調光ガラスの採用により外観を白で統一した、THE PERFECT WHITE

映像を投影することによりモバイル性と大画面を両立させた、Tip of Iceberg

3枚のタッチパネルをノートのように束ねて使用できる、layer3