ヤマハは、独・スタインバーグ製の音楽制作ソフト「Nuendo 6」を2013年2月に発売すると発表した。対応OSはMac OS X 10.7/10.8、およびWindows 7。価格はオープンプライス。
今回発表された「Nuendo 6」は、ポストプロダクション、オーディオレコーディングに特化した業務用DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)の最新バージョン。ミキサー機能である「MixConsole」を完全に刷新し、フルスクリーンモードや縮尺の変更、必要なチャンネルやパラメーターに素早くアクセスする機能などを新搭載。ラップトップから大型ディスプレイまでさまざまな環境に柔軟に対応する。また、チャンネルごとにハイパス/ローパスフィルター、ノイズゲートを実装した「チャンネルストリップ」は、スペクトラムアナライザーを備えた4バンドのパラメトリックStudioEQによって、個性的なサウンドメイキングが可能となった。
このほか、EBUフォーマット準拠のラウドネス・メーターや、映画やドラマなどで撮影後に台詞などを録音するADR作業で役立つ「ADR Taker」とビデオプレイヤー、サラウンド環境における自然な音場生成ができるIOSONO「AnyMix Pro」、さらにはインターネット経由での録音やコラボレーションが可能な「VST Connect SE」などを搭載し、音楽制作現場における作業効率の向上と高い生産性を実現している。