液晶パネルの高精細化や筐体の薄型軽量化により、魅力が増したMacBook Pro 13インチRetinaディスプレイモデル。性能自体が大きく向上したわけではないが、画面の表示品位と携帯性は格段にアップしており、製品を手にしたときの満足度は非常に高い。
ただし、従来モデル(非Retina)が2.9GHzのデュアルコアCore i7を搭載しながら128,800円という価格で買えるのに比べると、Core i5で144,800円からというのは少し高めの価格設定に感じられる。その分ストレージがHDDからSSDに変わり、本体が薄型軽量になってはいるが、携帯性を重視すると今度はMacBook Air 13インチモデルも視野に入ってくる。そのため、本機を選ぶ際はRetinaディスプレイにどれだけプラスアルファの価値を見いだせるかが鍵になってくるだろう。
少し前までRetinaディスプレイの解像度を生かせるアプリは限られていたが、最近になってMicrosoft Officeのような定番ソフトがRetina対応を果たしており、徐々に環境は整ってきている。そのため、15インチRetinaモデルが登場した頃に比べるとRetinaモデル導入に関する敷居は下がっていると言えるだろう。そのため、人より早くRetinaの恩恵を享受したいという人だけでなく、より高性能なノートを探しているという人も、ぜひ本機に注目してみてほしい。
洗練されたアルミユニボディが特徴的な13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル。余分な凹凸のない底面やバックライト内蔵キーボードなど、細部までこだわってデザインされており、製品を手にしたときの満足度は非常に高い |
13インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデル | |
Intel Core i5 (2.5 GHz) | |
8GB | |
128GBまたは256GB | |
なし | |
Intel HD Graphics 4000 | |
内蔵ステレオスピーカー | |
13.3型ワイド(2,560×1,600ピクセル) | |
IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0 | |
Thunderbolt×2、USB 3.0×2、SDXCカードスロット、ヘッドホン端子、内蔵デュアルマイクロフォン | |
約W314×D219×H19mm/約1.62kg | |
ACアダプターほか | |
144,800円(128GBモデル)、168,800円(256GBモデル) |