マウスコンピューターは大きく分けてウルトラブックを2シリーズ提供しているが、そのうち小型軽量を追及しているのが「LuvBook X」シリーズだ。11.6インチワイド液晶を搭載したカーボンボディで1kg以下の重量が話題になった初代機から、新たにIvy Bridge搭載と、さらなる軽量化でグレードアップした新しい「LuvBook X」が登場した。外観こそ同様なものの、軽く、パワフルになっている。

新しい「Luvbook X」。より軽く、高性能になった

主な仕様 [CPU] Core i7-3517U(1.90GHz) [チップセット] Mobile Intel HM76 Express [メモリ] 4GB [SSD] 128GB [グラフィックス] Intel HD Graphics 4000 [OS] Windows 7 Home Premium 64ビット [価格] 99,750円(参考価格)

重量は約25g軽量化

LuvBook X」シリーズといえば、1kgを切るトップクラスの軽量さながらも実売7万円台から購入できるという、実力派、高コストパフォーマンスが魅力のUltrabookだ。第1弾モデルが2012年6月に発売されて以来、軽くて薄くて頑丈なのに安い! ということで気になっている人も多いだろう。

秋の新モデルでは、さらに軽くなり性能も向上している。まず、重量は前モデルが約985gだったのに対して、新モデルは約960gと25gほど軽くなった。25gが実際に手に持ってわかるかというと難しいところだが、本体を持った時の感覚は本当に「軽い!」という感じだ。厚さはヒンジ側が17mm、手前側が5.5mmとくさび形のデザイン。ヒンジ側だけを見れば最近の薄型マシンの中で特筆するほど薄いというわけではないのだが、このデザインのおかげで全体が非常に薄く、スマートに感じられる。

デザインといえば、特徴的なカーボン素材は新モデルでも引き続き採用されている。ぱっと見ただけならばグレーから黒の色調のところにクリア層がかぶせてあるというシンプルなデザインに見えるが、クリア層の内側はカーボン網目を意識したデザインがしっかりと見える形だ。トップカバーだけでなく底面も同じ状態になっている。

表面のクリア層も丈夫で、埃や指紋を拭き取るために布等でぐいぐい拭いても傷がつく様子はない。光沢加工されている表面は指紋が目立つせいでマメに拭きたいという人は多いだろうが、拭きすぎて見苦しくなるという心配はなさそうだ。

最薄部は5.5mmしかないくさび形の本体デザインでスリムさを演出

トップカバーにはカーボン素材を採用、両端を少し盛り上げて車のボンネットのような起伏をつけている

底面にもカーボンを使用しボンネットデザインを施しているが、こちらは両端がくぼんだ形だ

表面はクリアコーティングされ、縁からグラデーション塗装が施されている

次ページ3層のカーボン素材採用で剛性感抜群